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【WAKU-BLOCKの魅力】 <世界一の積木>
先週のピカソの積木のコロシアムは素晴らしかったですね。ずっと以前からやりたかった2段の円筒ドームをピカソクラスの子ども達が実現してくれました。2段にするにはより正確に積んでいかないといけないので、立方体積木は積む前に全て小口面を上にしてから積みました。円筒をつくるまでは土台作りで実はそこからが本番。そおっと立方体を抜いてゆき、コロッセオのような窓をあけてゆきました。これができるのはWAKU-BLOCKならでは。そして加古川プレイルームのピカソクラスならではです。他の積木や積木に慣れていない子ども達には申し訳ないけれどできるとは思えません。ピカソクラスは最強です(笑)。

【こんな体験ができるのは世界でここだけ】
今でこそ穴をあけて入れる円筒ドームは定番になっていますが、はじめの頃は万里の長城みたいに2列にして積木の壁をつくるのが定番でした。それから円形にするようになり、ひょうたん型にしたり2連にしたり屋根をつけたり、常に進化し続けています。新たなアイディアをくれるのはいつの時代も子ども達の発想です。加古川プレイルームから生まれたこの2段円筒ドームはまだここでしかやっていませんので、この壮大な積木遊びを体験したのは世界でも加古川プレイルームの子ども達だけです。そう思うとアトリエも子ども達もすごいですよね。

【他の積木との違い】 <本物を選ぶなら童具館>
このところよくインスタグラムなどで積木の投稿を見ているのですが、写真で見ていてもワクブロックと他社の積木の違いがよくわかります。目視だけでこれだけ違うのですから、実際に手で触れると全く違うのだろうなあと思いました。また他社の積木ユーザーさんの投稿は大人がつくったやたらとおしゃれなものばかりがあげられているけれど、童具館ユーザーさんの投稿は子どもが作ったものを挙げている方が圧倒的に多いです。きっとこれはただ積木という物を買ったわけではないからだと思います。
この感覚は童具館の積木を選んだ人にしかわからないことですね。cohiru_kidsさんという方が童具館と他社の積木に違いいついてまとめていたのですが、それがものすごくわかりやすかったのでよかったらご覧になってください。ここまで違うのかということにまず驚いて、童具館の積木にしてよかったと思われると思います(笑)。

【積木の選び方】 <子どもに何を手渡したいか>
積木選びで最も大切なのは、もちろん基尺、品質、哲学、数学的要素などいろいろありますが何よりも重要なのは作り手がどれほどの思いでつくっているのかということだと思います。子どものあらゆる育ちにどれだけの思いをはせているのか、どれだけ学んでいるのか、どんな哲学をもっているのか。まずはそこからだと思います。そう思った時に、他社のまねばかりをしてオリジナルのないメーカーはいくら安くてもまずアウトですよね。それと積木メーカーでありながら積木について全く学んでいない会社も仕事に真剣であるとはいえないのかもしれません。積木の基本は間違いなく立方体です。かなり初歩的な知識だと思うのですが“基本の直方体の積み木”と銘打っているメーカーはたくさんあります。ただカプラのようにもともとが廃材を利用するところから生まれた直方体積木にはその哲学とオリジナルがあります。

【積木でよく遊ぶ理由、遊ばない理由】 <理由は以外とシンプル>
それと大切なのは積木を買ってそれで満足してしまわないこと。是非、生かしてください。私は世界一の積木を見ているだけでも子ども達に育つものがあると思うので、極端に言えば子どもの目届くところにおいておくだけでもいいと思いますが、そういうわけにもいきませんよね。お家に積木でよく遊ぶ子とそうでない子の違いはものすごくシンプルで、積木でよく遊ぶ子のお家には積木以外のおもちゃは殆どありません(笑)。あっても家族がいる部屋の積木をおいて、他のおもちゃは違う部屋においているかしまってあります。これは大きな違いです。積木遊びをよくしている子の投稿をご覧になられると環境づくりのヒントになりますよ。それと平たく並べておくこと。かずの木もそうしてください。積んでおいてあるのと並べてあるのとではこれほど違うのかというくらい違います。それからもうひとつ大切なことは講座に来てお母さんも遊んでみてください。引き出しをたくさん持っているとお子さんと遊んでいる時もアイディアが湧いてきます。

是非、この冬休み、童具環境を整えて積木遊びを楽しんでください。

2021年12月① アトリエ講師 星野由香