ほるぷ絵本館

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アトリエ通信

子ども達の平成最後の夏の絵画、しびれましたね。なんとかっこいい絵を描く子ども達なのでしょう。毎回同じことを言いますが、同じものを描いたとは思えないくらい、皆違って皆いい。何をどう思ってこういう絵が描けるのか、頭の中をのぞいてみたいです。
子どもはある日突然成長すると言いますが、アトリエの絵画ではわかりやすくそんな日があります。絵が急に変わる事ってありますよね。幼い子どものそういう姿は、何百回と見てきましたが、今回は5,6年生にもそういう日がくることを実感しました。

ベビーコピカ(時々やってます)の0歳から来ていた5年生のSくんは、何がどうというわけではないのですが、最近何かと行き詰まっている姿をよく目にしていました。そんな状態を私はアトリエ過渡期と呼んでいるのですが、やる気がないわけじゃないけれど、活動に乗り切れていない、人の作品が気になるけど、人とは違う作品がつくりたい、でも思ったように作品ができない、そもそもどんな風にしたいかがわからなくなる、かといって先生の助言に従うのはいや、そんな感じではないかと思います。難しい~!
普段は、ただひたすら子ども達を見守るアトリエですが、今回、Sくんに“気合をいれてやろう!”と思って(笑)、デッサンの時に「鴨は形とるのが難しいから、ここの曲線はこんな風に・・・」とか「ここの色をはっきり分けるのが鴨の特徴やから・・」とかちょっと口うるさくアドバイスしてみました。多分、Sくんからしたら“急になんなん?”だったと思うのですが、高学年になると何か言ってくれた方がやりやすい時もあったりします。やっているうちに、だんだん気合が入ってきて緊張感がでてきたのがわかりました。それからは無我夢中。そうなったらお好きなように。私のアドバイスなんて実はなんでもいいんです。実際アトリエの子は、私が何を言ったって自分のやりたいようにしますから。要は、子ども達の気持ちが画面に向かう為のきっかけになればよくて、それを子ども達とお互いにやっている感じです。本人達も意識しているわけじゃないと思うけれど、こういう自分もどうしていいか若干わからなくなっている時の彼らは、私の誘導に上手にのってくるんですよね。普段は少しでも何か言うと怒るくせに(笑)。小さい子は、すっと創造の世界に入ってゆけますが、高学年になると色々難しい。特にアトリエの子は勘の鋭い子が多いので、畑先生も大変です。その日Sくんは、久々に自分でも納得のいくすばらしい作品ができて、“進化記念日”と喜んでいました。(進化記念日って言葉、いいでしょう?)それから、集中できたことをとても喜んでいたそうです。集中したいって子ども達も思っているんですね。子ども達にまかせるアトリエですが、そういう状態をつくってあげるのは、私たち講師の役割であることを思いました。

8/28~9/2の21世紀美術館での作品展も、ものすごくかっこよかったです。加古川からもたくさんのご家族に来て頂き、遠いところありがとうございました。やはりアトリエは習い事として別格だなあと改めて思いました。2018年度後期もとても楽しみです。


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2018年8月③アトリエ講師 星野由香

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先週の船も、先々週の石こうの昆虫も素晴らしい作品ができましたね。どちらも作業過程が多く、大人がするとしても大変。創造力云々以前に体力と根気が必要なカリキュラムでした。その中で、創作へのモチベーションを保ち続けていられる子ども達にほとほと感心しました。集中してものごとに向かう姿は、大人も子どもも関係なくみとれるほどかっこいいです。
昆虫ははじめに石こうを固めてリキテックスで着色し、ベニヤを貼り合わせて昆虫の形をつくり、全面にボンドと粘土を敷き詰めてから、はじめにつくった石こうを割ってモザイクにしてはりつけて完成です。

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船づくりも、木っ端を組み立て、ボンドで貼って、白ペンキで下地、それから着色をしていますから、大変な労力がかかっています。出来上がりだけ見ると、まだ白いところが残っているって思う方もいるかもしれませんが、平面ならすぐ塗れるけれど、凹凸だらけの立体物を塗るのは、やってみて初めて分かる大変さ。子ども達は皆、限界を一回超えてがんばっていました(笑)。

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いくら作るのが好きな子でも、最後はへとへとでしたが、美しい作品の出来栄えに、終わってからの子ども達の表情が違っていました。すごい作品ができた時の達成感はやはり違うんだなあと思い、そのことを藤本先生に話すと、「それもあるけれど、集中できたから満足できたのだと思います。今回、皆、すごいがんばるんですよ。」という言葉がかえってきて,“それ!その通り!!”と思いました。子ども達は集中した後、体の中から何かが抜けたみたいに清々しい表情になります。心底集中して無我夢中になって、やり遂げた時の子ども達は、作品の評価をあまり気にしません。「見て!!」とあまり言わなくなります。自分の表現したいことを思いっきりできた喜びのほうが大きいのでしょうね。そういう体験を子ども時代にたくさんさせてあげたいと思いました。

夏アトリエも残すところ後一回になりました。今年も岡山・京都・徳島・大阪と遠方からもたくさんの方にお越し頂き、子ども達との出会いを頂いて感謝いたしております。また是非、アトリエで新しい子ども達の姿を発見しに来てください。

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※8月28日から1週間、金沢の21世紀美術館でピカソクラスの壁画を展示します。インスタグラムでも報告しますので見てくださいね。(フォローお願いします。)

2018年8月③アトリエ講師 星野由香

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先週の子ども達は、細胞が喜んでいる!というくらい楽しそうでしたね。先生も一緒になって子ども達と一体化していました。最後のクラスでは、ほぼ菩薩のような表情になっていた藤本先生でした。
子ども達にとってのアトリエは大人が思うよりも、心のリセットができる場だあることを思います。この時間、本当に大切にしてあげたいと思います。

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AIの土台よりも人間の土台を前々回ピカソクラスで行った粘土と和紙の動物づくりは、私も畑先生も思い入れのある活動で、彫刻家の三沢厚彦さんのイメージを参考にさせてもらいました。子ども達がつくりそうな作品をつくる作家さんなんです(笑)。
まず木っ端で骨組をつくり、ガムテープで固定。それから首・顔部分は新聞紙でつくり、粘土で肉付け。和紙を貼って1週目は完成。この状態でも十分にかっこいい彫刻になるのですが、2週目に色付けをして更に完成度があがりました。子ども達のつくる動物たちの生命力と躍動感。勝てないなあ、あの子達、ほんとうにすごいな、と感動の毎日でした。

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その中で1週目に、あっという間に・・・をつくりあげたYくん。他の子の半分以下の時間で和紙を貼るところまで出来てしまいました。彼はひとのまねは一切することはなく、自分の中に浮かんだイメージのままに、まるで作品の中に入ってゆくような作り方をします。人はなかなかそんな風になれません。集中力という言葉を通り越して神々しくすら感じました。“Yくんはこのままこんな風に生きていってほしい。この姿は彼の生き方だ”と思いながらY君のそんな姿を見ています。子ども達が何かに取り組んでいる姿を見ている時、集中している時も、迷っている時も、満足している時も失敗したと感じている時も、人生の縮図を見ているような感じがするときがあります。最近読んで今、皆さんにおすすめしている安野光雅さんの“かんがえる子ども”の中に、安野さんが、学校の図画工作の教科書を佐藤忠平さんんと共作したときの子ども達へのメッセージがのっていました。
「この本を読む人へ
図画工作の時間は、じょうずに絵をかいたり、ものを作ったりするのが、めあてではありません。じょうずにかこうとするよりも、見たり考えたりしたことを、自分で感じたとおりに、かいたり作ったりすることが大切です。しんけんに、絵をかき、ものを作り続けていると、じょうずになるだけでなく、人としての感じ方も、育ちます。このくりかえしのなかで、自然の大きさがわかり、どんな人にならなければならないかが、わかってきます。これが、めあてです。」

器の大きい深い言葉であると思います。子ども達にとっての創造活動を、こんな風にとらえて、彼らの心とていねいに、大切に向き合う大人達と一生のどこかの部分でもいいから出会えたら、子ども達の人間性の器も変わってゆくだろうと思います。時に私たちは目先のこととらわれて、ていねいに子どもと接することを忘れてしまっている時があると反省します。創造活動は絵をかいたり、ものをつくったりすることだけでなく、まさに、自分で考えるという行為そのもののことです。これからの時代を生きる子ども達に、自分で考えるということが、これまで以上に真剣に身に着けてゆくべきことであるように思えます。皆さんのお子さんはどうですか?

※7月24日火曜日 かずの木研修 10時半から12時くらい
託児は1500円必要です。
※21世紀美術館8月28日から9月2日まで ピカソクラスの壁画が展示されます。

2018年7月③アトリエ講師 星野由香

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先週の活動でお母さん達からの質問が多かった色のついた積み木は、もともとは和久先生が娘さんの為につくった“かずの木”という童具で、モンテッソーリの思想と数学者・遠山拓氏の水道方式の理論が取り入れられています。(パンフレットに詳しく描いていますのでご覧になってください。)幼小コピカでは、はじめに1から10までのかずの木で自由に見立て遊びをしてから、ちょうど100になるトレイで数のパズルを楽しみました。小学生のクラスはテキストにもある立体すごろく(かずの木のテキストP.64)がとても盛り上がったようですよ。その後は机をかずの木で埋め尽くして、ピンをさしてからのビーズ遊び。頭を使った後なので、よけいに大はしゃぎの子ども達でした。

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人間がパッと見て認識できる数は多くても30個くらいで、100を認識することはなかなか難しいそうです。たとえばミカン100個とか車100台とか、イメージしにくいですよね。ですが、かずの木だと1トレイが100であることを一目瞭然でわかります。また、100に対して1はこのくらい、10はこのくらい、二つに分けると・・・など割合まではっきりとわかります。
1列が10になっているので、1と9で10、3と7で10という組み合わせや、1が10個で10.10が10個で100など数の分解も、教えなくとも遊びながら理解できます。

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実は、幼児に計算を教えるのはものすごく簡単にできることで、掛け算の九九なら誰でも覚えます。天才児でもなんでもありません。ただ本当に理解できている子となると殆どいないのではないかと思います。以前、計算式で1+1=2や10+10=20が出来る幼児に、かずの木で遊んだ後に、かずの木の10をふたつもって“これで、いくつ?”って聞くと2という答えがかえってきました。積み木がふたつという意味だと思いますが、それまでかずの木で遊んでいるので、2ではなくて・・・と促すと次は11という答えでした。幼児なのでわからなくてもいいのですが、どんなに教え込んでも発達年齢を越えて理解することは難しいものなんだと感じた出来事でした。(個人差はあります。)
ですが逆に、かずの木で幼い頃から遊んでいる子は、10のかずの木が二つで20ということや、10が10個あったら100になることなど教える必要もありません。時期がくれば自然と理解しています。またいくら0が増えても10+10=20なら100+100=200で1000+1000=2000ようになることも、0の概念と、1が10個で10という10までの数と量を根本的に理解していれば自然とわかるようです。かずとりゲームをしている時に、点数の数え方を見ていると、子ども達がどういう理解をしているのかがよくわかります。数と量のいききができること、その前に未測量の世界を十分に体験すること。私はそういう専門家ではないから個人的な見解になりますが、アトリエでかずの木や積み木で遊んでいる子ども達を見てきた体験から、算数でのつまづきは、どうもそこの理解がしっかりできているかどうかにあるように感じています。

かずの木で遊んだり、積み木やモザイクなど幾何形体で遊んでいると、子どもは本来、数学的なことが好きなんだなあと思います。子ども達が自然と生み出した伝承遊びにも数学的な要素が入っているものがたくさんあります。物事をを突き詰めると数学にいきつくという言葉も聞いたことがあります。「子どもの時、図形が大っ嫌いだった。」というお母さん達もアトリエの講座の時は“おもしろい”という言葉がよく聞かれますよね。子ども達が本来もっている好奇心や興味に素直に従う子育てができたら、無理に勉強へ向かわせなくても子ども自身が自分でしっかり考えるようになるのは自然な流れであるようです。もちろん、放っておいてそうなるわけではありません。環境を整えることは必要です。その上で焦らず待ってください。発達年齢を飛び越えて教えようとしたら本末転倒。その年齢に応じたことを思いっきりさせてあげたらいいんです。幼児期は思いっきり遊んでこれからの人生の土台をつくる時です。AIの土台をつくるより、人間の土台をつくってあげましょう。アトリエも開校して18年。たくさんの子ども達が育ってゆきました。先を急がず、焦らず、迷わず、待ってこそ、後の実りも豊かになることを見てきました。先のことより、子ども達の今を応援してあげることです。逆に、このお母さんはどうやってこの子の人生をつぐなってゆくのだろうという姿もみてきました。奪われた子ども時代は二度とかえってきません。山下先生がいつも言っている「子育ては欲をださないこと、素直になること。」迷った時に思いだすと、気が楽になりますよ。それでも迷ったら「生きていてくれたらそれで十分。」それ以上のことはありません。これから子ども達が輝く夏がやってきます。子ども達と共に子育てを楽しみましょうね。

※先週、ご注文頂きましたかずの木は、今週中に届きます。
7月24日10時半からかずの木講座・基礎編を行いますので、是非、ご参加下さい。

2018年7月①アトリエ講師 星野由香

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先週の絵画は、焼き色のきれいなコム・シノワのパンをモチーフにしました。普段パンは食べないですが造形としてじっくり見ると、パンって魅力的な形状をしているものがたくさんありますね。乾燥させて飾っておきたくなりました。

絵画は他の造形活動と違い、いつも同じ条件で行うので(違うのはモチーフだけですね。)、子ども達の成長や心の様子を知ることができます。“絵から見えてくる子どもの姿”これは、子どもの絵を見続けているアトリエ講師の特技と言えるかもしれません。“学校で色々あり、元気をなくしている”とお母さんから聞いて心配していた子も、堂々と自信にあふれている絵を描いているのを見ると「○○ちゃんは大丈夫です。そんなことで彼女の芯は折れません。」と私も自信をもって言えます。逆になんの問題もないと思っていた子が、いつもとは全く違う生命力のない絵を描くと、何かあったんだなと気づけます。これは、同じ子の絵を同じ条件で、年齢に応じて、定期的に、ずっと見続けているからこそ見えることなのかもしれません。また、私たちは子どもの絵を上手下手で評価することはありませんから、見えるところが他の大人とは違うのかもしれません。

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今回は絵画では2年生の絵に驚かされました。藤本先生とも話していたのですが、「どうしたん、2年生。全国的になんかあった?(笑)」と思うくらい、ほぼ全員、個性全開でかっこいい絵に仕上げてきました。皆、自信満々で「絵はまかせて」って表情をしていたのが印象的です。前回の絵から、同じ子が描いたとは思えないくらいに成長している子もいました。是非、2年生のお母さん達は、去年描いたかぼちゃの絵と比べて見てください。この数か月の成長にびっくりすると思います。

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この半年くらい精神がざわついている5歳のS君は、急に絵画が苦手になり、なかなかデッサンを描くことが出来ませんでした。なんとか描いたのが、手のひらより小さなワイングラス。それはそれでその時のS君の表現。それでいいのですが、この絵はどうやって仕上げるんだろうなあと思い、出来上がりを待っていると、藤本先生が見守る中、絵筆を走らせ描き上げたS君の表情は晴れ晴れとしています。「Sくん、いい絵かけたやん」と声をかけると「100%なっ!」と笑顔で答えてくれました。アトリエがはじまった時、泣きそうな顔をして「描けない」と言ってた子だとは思えません(笑)。100%の自信を取り戻したのです。先生の励ましに子どもも見事に乗ったのです。こういうことが起こるのも、“あなたはあなたのままでいい”アトリエならではなのだと思います。

2018年5月③アトリエ講師 星野由香

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先週は球・円をテーマに、円の構成で遊ぶ童具・円弧モザイクで遊んでから、半円のカプセルに、パラフィンにクレヨンを溶かしたろうを流して惑星をつくりました。おまけのろうそくづくりも楽しそうでしたね。盛りだくさんのカリキュラムに子ども達も大満足です。円弧モザイクの構成では年齢により、見立て遊びで楽しんだクラスと、パターン構成をしたクラスがあったのですが、どちらも子ども達一人ひとりの表現があり、とても素敵でした。5歳のA君がつくったのは、上記ひだりの写真。「何、つくったの?」って聞いたら「不思議なライオンどろぼう」(笑)。すてきな題名ですよね。アトリエの子は絵本で育っている子が多いので言葉のセンスも抜群、AIにはない力、読解力・想像力が育っています。

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2年生のH君は、絵本の部屋にいた私をわざわざ呼びにきて「僕がつくったのは、どれやと思う?」と目を輝かせて聞いてきました。こういう時は自分でも自信のある時。H君はこういうタイプの作品をつくるのが得意で、お家でも積み木やモザイクでオブジェをつくり、玄関に飾っています。きっと藤本先生も絶賛してくれて、いろんな人に見てもらいたかったのだと思います。お母さんたちも、お子さんの作品について知りたいときは、先生に聞いてみてください。“こんな工夫をしていたんだ”“こういうところが依然よりも成長しているんだ”“ここが○○くんらしさのすごいところ”など、親もなかなか気づけない、アトリエの先生だからこその視点を伝えてくれると思います。

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ろうそくづくりも、大人がやるとこぎれいにまとまってゆきますが、こどもがつくるとなんでもアートになりますね。ろうそくと言わず、オブジェとして自由につくってもおもしろいと思いました。色とりどりのろうがホットプレートに並び、いつもとは違った教室の雰囲気・非日常の世界、それだけで子ども達は「今日、なにするの!!」とわくわくしています。この気持ち、とってもとっても大切ですね。興味のあること、楽しいこと、好きなことから、子どもの新・芯・真の成長は始まります。こういう環境は、今の子ども達には無理にでもつくてゆかなければならないと感じています。嫌なことを無理やりやらせてやれるようにはなっても、地頭は良くなりません。人より学校の勉強をすれば、人より学校の勉強が出来るのは当たり前。これは人より勉強したということであって、頭がよくなったわけではないですよね。もちろん、子どもの興味や年齢、状況がありますが)。体を鍛えれば筋肉隆々になるけれど、運動神経がよくなったり、反射神経がよくなったりしないのと似ているような気がします。昔、よく言われましたが、知識がいくらあっても知恵がないのでは、使いようがありません。いろんな教育がありますが、そのどちらの教育であるかを見極めるのは、やはり親の洞察力なのだろうと思います。

2018年5月②アトリエ講師 星野由香

大人が思うより子どもは逞しい
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前回のピカソクラスでは、円をテーマに、まずベニヤ板に下地の色を塗って、粘土で色んな円をつくって貼りつけて、自由に着色するというシンプルなやり方で作品をつくったのですが、私や畑先生の想像をはるかに超えて、名作の続出。同じカリキュラムとは思えないくらい多種多様な作品に仕上がりました。同じことをしても皆違う、同じものができない。3年生以上になってもそうなるのは、さすがアトリエで育った子ども達だなあと思いました。本当はそれが自然のあり方なのだと思います。性格的なものもそうなんですが、大きくなっても、幼い時から知っているその子らしさを失わずに成長してくれていることを嬉しく思います。

毎年4月5月に思うことですが、心配して心配してみてきた子ども達も、親子から幼児コピカに入るとそういう顔になるし、小学生になると小学生の顔になるし、3年生以上になるとピカソクラスの顔になるし、6年生になると最年長の風格がでてくるから不思議ですね。大人が心配するよりも彼らはずっと逞しいのだということを思わされます。5月のゴールデンウィーク明けは1年で一番、子ども達が心身ともに調子をくずしやすい時期でもあるので、お母さんも心配されると思いますが、アトリエの子は大丈夫です。ある日、ふと気づくと「あれ、なんかこの子強くなったな。」と思う日が来るので、焦らず迷わずに共に見守ってゆきましょうね。ご相談のある時はいつでも言ってください。

子どもの心にむきあう

童心社の母の広場という会報紙に、白梅学園大学学長の近藤幹夫教授の“保育のこれまで、これから”という文章が掲載されていました。その中の一文に“保育の現場では、特に二つの視点が重要だと考えています。~中略・・・すべての子どもがそれぞれに願いや思いをもっていることを理解し、表情や声、しぐさから、それをつかむことに全力投球すること。”とありました。子どもの心を思うことに全力投球するのです。私もそれが一番大切なことだと思ってきました。ですから、はっきりとそう書かれている文章に出会うと嬉しくなります。全力投球という言葉を使うほど、大切な位置づけになっているこのことは、保育に限らず、幼子と接することを仕事にしている大人が一番に考えることであり、そこからしか何も始まらないという気さえします。子ども達と共に、我々大人も心を育ててゆきたい思います。

※今週は、親子・幼児のクラスでろうを使います。床や階段にろうが落ちると、かなり滑って危険ですので、活動後は養生してある教室意外のお部屋へ行かないようにお願い致します。

2018年5月①アトリエ講師 星野由香

ボール遊びから得るもの
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先週の親子コピカは、寺村輝夫・和歌山静子のゴールデンコンビ・0歳児から楽しめる絵本「たたくとぽん」を読んでかから、おつきさまに見立てた黄色いママボールを広い斜面に転がして遊びました。今回は、ピンポン玉・ゴルフボール・スーパーボールなどたくさんの種類のボールをだしてゆき、好きなボールを植木皿に集めて転がしました。山盛りになったボールを「よいしょっ、よいしょっ」と両手いっぱいに抱えて歩く後ろ姿がかわいかったです。同じボール・同じ色などを「種」に分けて集めだす子もいます。そんな時は「種」に分けるということと同時に、共通するところのある「類」を直観しています。色んな種類のボールで遊ぶことは、種別・類別の理解への導きにもなっています。

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幼小コピカでは、長い斜面に積み木を貼り付けて、コリントゲームをして遊びました。コリントゲームはどんなやり方でも、毎回、盛り上がりますね。(コペル1回目のクラスで、お家での積み木遊びでいかせる積み木コリントコースつくりますので、是非、ご参加ください。)

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その後は、前回の作品づくりで使ったママボールとは球としては同じですが、両極の特徴を持つ、硬くて小さくて音がして弾まないビー玉に、絵の具を付けて転がしました。(歓声が上がっていましたね。)ビー玉が転がった瞬間、子ども達の表情が一変。今日のアトリエも楽しい!!と確信した笑顔(笑)。
子ども達は楽しいに決まっているのですが、いてもたってもいられないという様子で絵の具だらけのビー玉を追いかけていました。トロ箱の中に落ちたビー玉を集めるのも楽しかったようです。あったかい日だったので、外で足を洗うのも大喜びで、あやうく水遊びがはじまってしまいそうでした。(若干、はじまってしまったクラスもありましたね)。

4月はまだ子ども達が、環境が変わったことへの不安もあるので、体を動かすカリキュラムが多いですが、5月から造形活動に入ってゆきます。子ども達を見てきた体験から、個人的な意見になりますが、ゴールデンウィーク明けの週は、1年で一番子ども達が精神的な調子をくずす時期であると感じます。この時期はそんなものだと、お母さんに心構えがあると少し違ってくるかもしれません。来る途中で、車の中で寝てしまうと復活が難しくなるので、なるたけ寝てしまわないようにいらしてくださいね。1週間のお休みとなりますが、元気にお過ごしください。

2018年4月③アトリエ講師 星野由香

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幼小コピカの作品は見事でしたね。毎クラス感動させられました。はじめは、天井にかごをつるして2チームで玉入れ。それから先生たちVS子ども達でボールあて。途中でお茶休憩を入れていたくらい盛り上がっていました。
それから、幼児コピカは年長さん、小学生コピカは2年生とクラスで一番大きな子達に幹を描いてもらいました。幹を描いてって頼まれた子達が、「えっなんで俺。なんで俺なん、えっ2年だけ。」と嬉しそうに言っている姿がかわいかったです。こういう時、かわいいと思っても茶化してはいけませんね。「本間は嬉しいくせに」なんて言ってしまうと恥をかかせてしまい、本人の立場がなくなってしまいます。(お父さんにありがちですね(笑)。)

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そのあと、筆で枝部分を皆で描いていったのですが、それが見事でした。子どもの描く線はすごいです。幹と枝だけでも十分に絵になっていました。大人ならこうはいきません。それから、ポスターカラーを全色つかってママボールスタンプで枯れ木に花を咲かせ、仕上げにテープの芯にペンキで〇スタンプ。どのクラスも幻想的な仕上がりとなり、壁に飾った時には子ども達からも感激の歓声があがりました。以前、皆さんにご紹介した新見南吉の名著“木のまつり”が絵になったように感じました。同じやり方、同じ色の絵の具、下地の画用紙も同じなので、今回はさすがに皆同じような作品になると思いましたが、クラスごとに全く違う作品になっているのも、子ども達のスゴイ!ところ、また、先生達が子ども達の自由を尊重しているということです。

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いつもは大人しくて自分から前にでることのない2年生のMちゃんが、画用紙の真ん中までいって作品の仕上げをしている姿も印象的でした。最初に幹を描いたことが自信になったのかもしれません。なかなか日常に機会がありませんが、異年齢の集団で最年長になるという体験の大切さも思います。藤本先生も「今日、Mちゃんが・・・」と同じことに気づき、同じことを思い、私に話してくれました。子ども達の一喜一憂に、会うたびの成長、変化に私たちも共に育っていっていることを思う1週間でした。

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※コペルクラスの募集が始まりました。すぐに満席となりますので、お申込みの方はお早めに☆
コペルに行くようになって積み木でよく遊ぶようになったという感想を多数いただいています。
今年もお家でいかせる積み木あそびから、コペルでしかできないことまで、スタッフも子ども達と
一緒に楽しいコペルクラスをつくってゆきたいと思っています。是非、ご参加下さい。

2018年4月②アトリエ講師 星野由香

球で遊ぶ・ボールで遊ぶ 比較とくりかえしでものごとを認識してゆきます
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先週の親子コピカは、どの子も好きになる絵本「りんごがひとつ」を読んでから、ママボールを絵本にでてくるりんごに見立てて、雨どいのレールにころころころ。光がぱあっと差しこんできたかのように、喜びの表情が変わる子ども達。まさに、ぼくもわたしも、という感じでボール転がしがはじまりました。

point レールは単純にまっすぐにくみましょう。ジグザグにした方がおもしろいように思いますが、4歳くらいまでは単純なコースの方が喜びます。また、なるべく情報を少なくしてあげた方が、ボールの動きそのものに集中して、転がす力を変えたり、ボールをせき止めたり、レールを持ち上げたりして自分で工夫をはじめます。遊びの中に、子ども達が自分で発見する要素を残しておくのはとても大切です。

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ひとしきり遊んでから、ママボールの色を黄⇒青と増やし、徐々にピンポン玉⇒カラーボールと種類を増やしてゆきました。とても単純な遊びに思いますが、どの子も夢中になって遊びます。夢中になって楽しむということは、集中しているということ。この単純なボール遊びの中で子ども達は、生きてゆくうえで必要な原理・原色的な物事のあり方をを直観してゆきます。
色の違いによって色彩を、素材には3つの特性(注)があることを、大きさや重さ、硬さ(密度)によって量をもちろん数を、弾む弾まない・音などの違いなどを、つまり、まず球体という形を知り、同じ球でも性状の異なるものに出会うことによって、同じ球(同種のもの)でもいろいろな個性があることを理解します。この比較作業は最初の分析作業となります。これらのことは球体だけでなく、他の形体にも同じことが言えます。 詳しくは入会キットの創造共育宣言をお読みください。

注 素材の3つの特性
① 海綿状の素材 = <ママボール>スポンジボールなど
② 固形状の素材 = <カラーボール>木球・鉄球など
③ 空洞状の素地 = ピンポン玉・テニスボールなど <>は童具館の製品

point 子ども達が、比較作業ができるように、はじめは主役のボールを決めましょう。同じものが二つ以上あることも大切です。それに対して重い・軽い・固い・柔らかいなどの違いがわかります。また、単純なものから複雑なものに、数は単数(1)からしだいに増やしてゆくのが自然のあり方です。数が増えると遊び方が変わってゆきます。

是非おうちでも色んなボールで遊ばせてあげてください。ボール遊びは四肢はもちろん、言葉の発達も促します。おうちの中でも遊べるママボールは、ご家庭において欲しいボールです。手ざわりが良いので持っているだけで安心するようですよ。

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ボール遊びの後は、机で斜面をつくりロール画用紙を敷いて、はじめに遊んだママボールに絵の具をつけて転がしました。球には、立方体のように、角(点)・線・面の部分が見えませんが、絵の具をつけて転がすと線が、弾ませると点が、押し付けると面がでてきます。絵の具だらけになって楽しむ子ども達。手でボールに絵の具をつけることに夢中になっている子もいましたね。手に絵の具がつくのを嫌がる子も、それはその子それぞれ。無理にさわらせなくても子ども達はとてもよく見ているので大丈夫です。これまでアトリエの子ども達を見てきた経験では、4歳くらいになるとあまり気にしなくなります。汚れるのが嫌なのは変わらなくても、それよりも楽しくなって、集中すると、忘れてしまうようです。


親子コピカは毎週、毎週、子ども達の成長や変化があり、それは今しかない子ども達の姿であり、見ている講師も驚きと喜びの連続です。是非、お母さん達もアトリエを思いっきり楽しんで下さい。色々悩むこともあると思いますが、アトリエの共育という言葉は、親も講師も子ども達と共に育ってゆきましょうという意味です。あせらず、まよわず、ゆっくり待ちながら、共にそのままの子ども達の姿を見守ってゆきましょうね。

※来週の活動はお料理ですので、エプロンをお持ちください。

2018年4月②アトリエ講師 星野由香


2018年度がはじまりました。今週は、きっと新一年生たちの毎年恒例の質問大会がはじまります。必ず聞かれるのが「何組やと思う?」。おもしろいですよね。毎年、ほぼ全員が聞いてきます。その後は、「担任の先生、なんて名前やと思う?」・・・絶対わからへんし。せめて性別でお願いしたいところですが(笑)、子ども達はそんな問題をだすくらい、小学校の話しがしたくてしたくてたまらないのでしょうね。でも、まだ、学校であったことをうまくまとめて話せないので、先生に学校のことを話したくて、話しかける手段としての問題形式なんじゃないかなあと思います。そんな時は、興味津々になって子ども達の話しを聞いてあげたいものですね。

4月の子ども達の姿は、どんなにわくわくしているか、どんなにうれしいか、また、どれだけ不安があるかかが伝わってきて、子ども達の一喜一憂するひたむきさに胸のあつくなる思いがします。そしてあらためて、子どもの心に沿う、ということを思います。

アトリエ第1回目は、例年通り、球からはじまります。球は形体の中で最も単純な形であり、最も人間が遊びやスポーツの中で活用している形でもあります。この単純な一個のボール遊びから子ども達が得ているものは計り知れません。赤ちゃんは物(ボール)があれば<存在>、働きかけます<所有>。働きかけたことによって新しい事態が生まれます<生成>。そしてそこからまた、新しいものを発見し、発見したことを表現し、また新しい事態が生まれてくる。その繰り返しが創造活動の源泉となります。赤ちゃんとのボール遊びはすでに創造的活動のはじまりです。また、ボールを<現在>持っているということと、<過去>に持っていたということから、再び持つだろうという<未来>の観念も理解され、時間の感覚が育ちます。更に<上下><左右><前後>の知覚も生まれます。物事を客観的に認識してゆくうえでなくてはならない九つの知覚を1個のボール遊びによって発達させているのです。説明がないと難しいかもしれませんが、詳しくは遊びの創造共育法②P97/98/99に書いてありますので、是非読んでください。その視点から、今週、子ども達がやっていることを見て頂くと、より深くアトリエ活動をご理解いただけるのではないかと思います。

本年度も自分でそだとうとしている子ども達の心に沿い、どの子も本来持っている創造する力を、存分に発揮できる環境をつくってゆきたいと思います。2018年度もスタッフ一同よろしくお願い致します。


2018年4月①アトリエ講師 星野由香

子どもにとってのアトリエ
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先週の絵画は、今年度最後ということもあり、子ども達のこの1年の成長に感動させられました。とくに年長さん。小学生になる前のこの時期に、まるで滑り込んでくるかのように、小学生になるんだなあと思わされる絵を描いたりします。子どもの成長は、階段をゆっくりのぼるようにではなく(内面ではそうなのかもしれませんが)。ある日突然訪れます。この変化を見逃すと子どもにおいていかれてしまいます。見張るのではなく見守りつつ、過干渉になるのではなくて、丁寧に子ども達と接してゆきたいですね。
今、少しのんびりさせて頂いているので、いつかは読み返してみたいと思っていた“こどものとも”を1から50まで熟読しました。1950年代の絵本です。この時代の作家達、編集者、出版社、印刷会社、絵本にたずさわる全ての人々の思いに胸をうたれました。裏面に解説があるのですが、それを読むと、仕事に対するていねいさ、真剣さ、熱意が伝わってきます。その言葉の深さは、絵本という文化がこの国に定着しようとした時代、小さい人たちの為の文学が生まれようとしていた時代にあったことを思わされます。
この頃、アトリエになかなか行けず、曜日によっては、年明けから会っていない方もいらっしゃるので、かなりのご心配をかけたのではないかと思います。実は12月末から体調をくずし、1月に入院していました。今は退院してとっても元気です。3月からは通常通りにアトリエに来る予定ですが、無理をしてはいけないと、今回のことで身に沁みましたので、ぼちぼちいきたいと思っています。同じ年代のお父さん、お母さん、お互い気を付けましょうね。私は、「自分は多少、無理をしても大丈夫」だと思っていましたが、世間一般の言う通り、50歳を超すとこれまで通りにはいかないようです(笑)。
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1月初めの活動は、始めに発泡スチロール角柱をスチロールカッターで45度にカットしてから、自由に組み立てて着色しました。毎回のことながら、同じ素材、同じ方法、同じ量でつくっても、全く違うものができることに、これが子どもの本当の姿であることを思います。作品の形と同じく45度にカットしたプラ段のモグラ遊びも、子ども達の笑顔が満開でした。

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新年、あけましておめでとうございます。皆様、楽しいお正月をすごされましたでしょうか?私は、例年になくのんびりした時間をゆっくりとすごせました。こんなに時間がゆっくりと過ぎてゆくのは何年ぶりかで、何もしない時間も必要だと思いました。
どちらにしても毎年、紅白は見るんですけど(笑)、昨年は福山正治さんが、黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」を歌にしていましたね。1年生で小学校を退学になったトットちゃんがめぐりあった“トモエ学園”が題名になっていました。(意外と知られていないのですが、日本でこれまで一番売れた書籍は、窓際のトットちゃんなんです。)

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先週は絵本「〇△□の国の王様」を読んだ後に、木っ端で建造物をつくり、下地に白ペンキを塗って、リキテックスで着色して完成。自由度が高い活動だったので子ども達の創造力が全開!!子どもは本当にすごいです。同じカリキュラムとは思えないくらい、それぞれの子ども達の想像の世界が表現されていました。親子・幼小ともに2017年最高のカリキュラムとなりました。お城つくろうって言ったはなから、僕、恐竜つくろう!とか、お店屋さんつくる、とか言っている子達もいました(笑)。何より、一人残らず最後まで創り上げて帰るというのも、アトリエでは当たり前のことですが、本当はすごいことですよね。前回のアトリエ通信でも少し触れましたが、来年の8月に21世紀美術館でわくわく創造アトリエの作品展をします。どの作品をどう飾るかはまだ全く決まっていませんが、出来る限り作品の保管をよろしくお願いいたします。
先週の三角オーナメントは、かわいかったですね。ツペラツペラの絵本さんかくサンタを読んだこともあり、トナカイ、ツリー、サンタをつくった子がとても多かったです。三角の形を皆、上手に生かしていました。作品作りの前は、親子コピカも幼小コピカも六角ケルンモザイクの活動で盛り上がりました。六角のケルンモザイクはいつも盛り上がります。ひたすら角度をあわせてはめ込んでいったり、雪の結晶のような形をつくったり、パズルをしたり子ども達はとても楽しんでいました。もし、クリスマスプレゼントでお悩みの方がいらっしゃいましたら、マグネットモザイクの六角グループはこの時期にとてもいいのではないかと思いました。マグネットモザイク六角グループセット ¥14,600です。
10月、11月にかけていくつかの園で4歳児を中心に絵画指導をしてきました。和久先生も講演会で話しているとおり、どの子も素晴らしい絵を描きあげ、「こんなに集中するなんて」「この子のこんな姿は見たことがない」という言葉がどの園でも聞かれました。子どもは集中すれば必ずいい絵を描きます。人間には美を感じるDNAがあると言います。集中することで美の調和に対して敏感になるのかもしれません。これは絵に関することだけではなく、集中力がいかに人間の能力をひきだしてゆくのかを考えさせられます。
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先日のコペルは“おどろ木”で子ども達も講師も一緒になって遊びました。はじめはパーツの種類を把握する為に4~6人1組でパターンづくり。順番に一人がおいたところと同じ場所に皆でおいていって、雪の結晶のような美しい模様をつくりました。これは完成してからが見どころ。コペルはいつもとメンバーも違うのでだまってやってたので楽しんでるかどうかがわからなかったのですが、完成してからパターンを立ってみた時は、「うわ~すげえ」と感動していました。火曜の午前中のお母さん達の講座でもやってみようと思います。
やらないと何も始まらない
先日の積み木フェスティバルでは、大雨の中、台風がくるというのにたくさんの方にお越し頂きありがとうございました。こんな天気になるとわかっている場合は、通常は、キャンセルが続出するのですが、アトリエのイベントは、前日までお申込みのお電話を頂きます。奈良や徳島、京都、大阪などからも子ども達が集まり、講演会もキャンセル待ちの状態で大盛況の会となりました。
また、ピカソクラスの5・6年生や卒業生もたくさん集まってくれて、再会を喜び、楽しみながらボランティアの仕事もしっかりとこなしてくれました。卒業してから何年も会ってない子達も、わずか数分で時が戻ります。板についた「ほしのー!」の呼ばれ方を久しぶりに聞き、懐かしさがこみ上げました。これからもこういう機会をつくって、この子達と一生付き合ってゆきたいと思いました。

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先週は、風船を扇風機で飛ばしたり、巨大風船でバレーボールをやったりとひとしきり遊んでから、外に出て巨大シャボン玉をつくりました。はじめは、普通のしゃぼん玉遊びをしていたんですが、アトリエの子は雨でもへっちゃらですね(笑)。そのおかげで雨の日にしゃぼん玉をすると、割れにくく色もきれいなシャボン玉ができることを発見しました。
積み木を子ども達の日常に
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前々回の積み木は親子・幼児・幼小クラス共に、いつもとは違う子ども達の姿が見られました。
今回は、出来栄えよりも、テーマや講師の声かけを最小限にし、子ども達が求める世界を、子ども達が楽しんでつくることを目的にしました。4人一組のグループでつくりたかったのですが、クラスによっては、「絶対、一人」というのもアトリエではよくおこること(笑)。ただ、その場合も自分の作品をそこそこつくると、皆入り混じって線路や道路や基地、駅などを作り出し、結局、皆でつくっていました。小学生は主に、建造物をつくることに集中しましたが、幼児は、お話しをしながら、創るものにストーリーがあり、自分達のつくった積み木を使って、自分達のつくったストーリーで遊ぶことも楽しんでいました。見立て遊びのスケールの大きい版です。もちろん小学生も見立て遊びは大好き。男の子から「先生、人形だして」って言われ、人形を自分のつくった積み木に座らせて遊んでいる姿はものすごくかわいく、また、こういう遊びが展開できるのは、創造力があるから。アトリエの子はやっぱりいいなあと思いました。

点線面の童具 ピンボード
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先週の幼小コピカは、人気絵本「わゴムはどのくらいのびるかしら?」を読んでから、テリトリー板に押しピンを木づちで打って、巨大ピンボードをつくり、カラー輪ゴムをかけて遊びました。親子コピカでは、三角をつくるのにはまって遊んだクラスがあるのですが、やる度にどんどん上手になって、最後は、皆、△△と言いながら、三角の作り方をマスターしてました。そういう趣旨ではなかったんですが(笑)。
その後、円板に予め印をつけた場所に釘を打ち、無彩色で着色して、オリジナルのピンボードができました。少々、釘があちらこちらに曲がっているところのありましたが、初めの押しピンで練習しているので、皆、とても上手に釘打ちしていましたよ。

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子ども達の夏が終わりましたね。今年の夏はたくさんの子ども達とこれまで以上に多くの関わりを持てた夏でした。どこの子ども達と出会っても驚きと感動をあたえられます。
先日、色んな事情で退会しなくてはならなくなった、5年生のSちゃんとそのお母さんからお手紙を頂きました。Sちゃんの手紙は、「星野先生と出会って、私は、人の気持ちを考えられるようになりました。」と書かれてました。Sちゃんは、超マイペースで人のことは我関せずの子だったので、その言葉が意外でもあり、いつどのくらいから、そんなことを思うようになっていたんだろうとその成長に驚きました。お母さんからは、自分ではマイナスに考えてしまう子どもの性格を、星野先生は、親では思いつかない視点で褒めてくださったと書かれていました。

アトリエも長いお休みでしたが、皆さん楽しい夏休みを過ごされているでしょうか?真っ黒に日焼けして、逞しくなった子ども達に会うのが楽しみです。
アトリエでは、8月のコペルクラスで8日が25人、9日が18人の総勢43人んで絵本作りをしました。お弁当を持ってきて10時半から16時まで、小さい子も高学年の子も本当によくがんばりました。プロの作家さんだって何年もかけて1冊の絵本を完成させるのです。どんな絵本であれ子ども達が1日で完成させるのはとても大変なことです。
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先週の子ども達は、まさに夏の子どもの姿でしたね。教室では、正三角形をテーマに、正三角形の画用紙を自由に着色してから、正二十面体の下の5面を外してつくったプラダンのパオに貼りつけました。これだけでも十分に楽しいですが、その上、外に出て、アトリエ流水遊びがあるのですから、子ども達は本当に楽しかったと思います。「楽しいなあたのしいなあ」と何度も言っていました。
今、ケルンモザイクがおもしろい!!
前々回のピカソクラスでは、コペルクラスで行ったケルンモザイクの四角を減らしてゆく図形遊び(詳しくは積み木のレシピをご覧ください)をしました。3年生以上になると1・2年生の反応とは全く違い、ほぼ全員が、私がおされてしまうくらいに、のめり込みました。作品の着色が終わった子からやりはじめたのですが、「それ、何しとん。俺もはやくやりたい。そんなん大好き。」と一度やる気に火がつくと止まらず、「先生、もっと問題だしてよ。他にないん?」の応酬で平行四辺形をつくったり台形をつくったり自分で問題を考える子もいました。

6月は毎年、蛍を見にいくのですが、今年は、アトリエのお母さんとおじいちゃん(おじいちゃんと呼ぶにはお若いのですが。)のご厚意で、とても素敵な場所に案内してもらいました。スポットになっているところではないので、誰も見に来ている人はおらず、真っ暗な中、日本の原風景と満天の星空のもと星の光と蛍の光と水に反射した光が、一体となっている幻想的な世界に心がとても静かになりました。車でわずか1時間走ったところでそんな風景が見られるなんて、日本の自然は素晴らしいですね。

先週は、四角をテーマに、大根もちを焼いている間、ケルンモザイクで遊びました。はじめは見立て遊びで、好きなものをつくったのですが、それがものすごく素敵で、子ども達も楽しそうでした。子どもは見立て遊びの天才ですね。ひとしきり見立てで遊んでから図形の構成に挑戦。