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先週の等身大ロボットの積木、皆素敵でしたね。この積み木を作るコツは、サイズを自分と同じにすること。大人は全体をイメージしてからつくりますが、小さい子はつくりながらイメージしていくので、目安をつくってあげるとつくりやすくなります。始めに足を2本、自分と同じ長さまで積んで、ウエハースを置いてその上に体と顔をつくっていきました。手は下におろす場合は体を立方体5個くらいの幅で、バンザイにしたい場合は肩のところでもう一回ウエハースを置いてください。殆どの子ども達が楽しんでつくっていましたので、是非、お家でもやってみてくださいね。

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おもしろかったのは、二人一組でやっていた幼児クラスの年少・中さんの子ども達。年齢はあわせているのですが、タイプまではあわせられないので、お互いやりたいこともやりかたも違います。始めはそれぞれが勝手につくっているという感じなのですが、大体形が出来てくると、これがどういうわけかあわせだすんですよね。二人が協力して同じ積み方でつくりはじめます。先週は子ども達が話し合って一つのものをつくっていく姿に感動する1週間でした。ひくところはひいて、譲れないところは説得して、二人組だと幼児の場合は、どっちかだけが主導権を握っている、ということは殆どありません。見ていて微笑ましく、また感心する子ども達の姿でした。

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その姿を見ていて感じたのですが、一人で集中してつくりこんでいる場合は別として、おうちで積木で遊ぶ時は、時間があれば是非、お母さんも一緒につくってみてください。一緒に遊んであげるというイメージではなく、子どもの遊びにあわせるのでもなく、子ども同士が遊ぶように一緒に遊ぶ感じです。1か月に2回くらいでいいので、じっくりと一緒に遊ぶと、お母さん達自身もつ積み木の楽しさを感じて頂けると思います。

作品が早くできた子達は、二等辺三角柱8個と立方体4個で図形遊びを楽しみました。1個の大きな三角をつくり、正方形をつくり、4つの同じ三角をつくり、4つの違う大きさの三角をつくり、そこで調度いいくらいの時間になったのですが、子ども達からは、「次は次は?もっと問題だして!」。小学校の図形の問題とさして変わらないような難易度だったのですが、遊びとなると子ども達のモチベーションもあがります。この子ども達が持っている熱こそが、子ども達が生きている証であり、どんなことであれこの熱をこのまま持たせ続けてあげることができれば、子ども達の毎日はより輝いたものになっていくだろうと思いました。

※2月23日と3月14日にお休みされた方の振替日となっております。お時間は10時半から12時、14時から15時半を予定しておりますので、1月中にお申込みください。

2021年1月③アトリエ講師 星野由香