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前回の帽子はとても素敵でしたね。皆、ノリノリでつくっていました。かぶった姿がまた可愛く子ども達も大喜びで、楽しい空気がアトリエいっぱいに広がった1週間でした。

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親子・幼小、共に楽しかったのですが、私が先週とくに印象に残ったクラスは水曜日の幼小クラスの小学男子。もともとアトリエは個性派が多いのですが、このクラスは“ここまで違うか!!”というくらい皆、タイプが違います。今回も気持ちいいくらいに見事にバラバラ。

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また、全く型通りにハマってくれず、カリキュラムの意図通りに進まないのもこのクラス(笑)。殆どのクラスがハット型に飾りを付けて・・・というスタイルの中、魔法使いの帽子やシルクハットやキャップタイプなど作り始めから、スタートの方向が違いましたが(笑)、

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全員が自分自身も納得できる作品ができて、だからこそお互いを認め合い、皆違って皆いい、自分も皆と違ってもいいんだということを肌で感じとったのではないかと思います。タイプが違うからこそ(多様)、こういうクラスが出来上がり(統一)、ピカソクラスも共に過ごしたら、卒業するときには親友になっているんじゃないかなあという気がしました。色んな意味で多様性は大切ですね。集中して自分らしいあり方で物事を完結させた時、子ども達はとても素直になり、自分も人も受け入れられることが出来ます。素直さは自分自身を自己成長させていく心情でもありますね(その上での批判精神は必要ですが)。子ども達をそういう心情にさせてあげる為にも、集中できる環境をつくり、一人ひとりの子ども達の心に寄り添い続けることの大切さを思います。何はともあれ、子育ては“信じて待つ”この一言に尽きると思わされることに日々遭遇しております。アトリエで育つ3つの生きる力<集中力・創造力・好きなことを見つける力>が身につくのはやはり子ども時代です。そして、その力が素直に育つ環境をつくるのは大人の役割であることを思います。

先週のコペルクラスでは、かずの木でお家をつくりました。小学生クラスでは、私も参加したのですが、かずの木はやっぱり楽しいですね。大体、はじまってから20分くらいに集中しだしてそこからがおもしろい。集中するとどんどんアイディアが湧いてきます。いったん40分くらいで子ども達も「できた!」というのですが、「階段つくろう」とか「お庭つくろう」と促すと、またアイディアが湧いてきて、そこからが長い。この促しの言葉は、子ども達の集中力を引き出す上で大事ですね。その為にはお母さんにも引きだしがあった方がいいので、かずの木講座がある時は是非、参加してください。今回のコペルでは、カラーよりも白木が人気だったのが意外でした(特に高学年はほぼ白木)。通常はカラーが圧倒的に人気があります。お家を作るというテーマだったからか、白木とカラーを上手に使い分けていました。殆どの方が、白木のかずの木はないと思うので、お家でつくる時は、普通の和久ブロックを代用してください。基尺があうので、同じような感じでつくれると思います。また、絵本の部屋にかずの木のツリーをつくって飾っていますので、ご覧になってくださいね。

親子クラスの方はインスタグラムでsu_san_monteという方の“2歳児の童具遊び”をご覧になってみてください。積木の収納や遊び方などかなり参考になりますよ。
※お家でつくった積木の写真、是非LINEしてください。
※クリスマスプレゼントに積木をお考えの方はお早目にお申込み下さい。
※基尺セットは完売しました。おどろきはあと数箱あります。
2020年12月①アトリエ講師 星野由香