先々週のアトリエでは、はじめにピンボードで四角をつくって遊んでから、トレーシングペーパーを彩色しアクリルボードに貼り付けて作品をつくりました。太陽の光にあてるととてもキレイでしたね。是非、窓際に飾ってあげてください。この時は、線でできる面(四角)の形を意識してもらいたかったので、同じ色のゴムをつかいました。ピンボードでできる面の形が、作品の中にも同じように現われてくることを通して、子ども達は線から面へのつながりを直感してゆきます。


先週も引き続き四角をテーマにつくった四角のお部屋は、一クラス一面とは言え、あれだけの色を塗って貼り付けるのは大変でしたが、大きな四角の画面をとても喜んでいました。しかし、それだけでは子ども達にも想定内。そこからアトリエの本領発揮です。子ども達がおやつを食べている間に、後4面を足して四角だらけのお部屋にしました。これには子ども達も大興奮で大盛り上がり。アトリエスタッフは毎回、演劇の大道具さんみたいなことをしています(笑)。大人は、トリックアート的な写真に盛り上がりましたが、子ども達はただただ四角だらけのお部屋が楽しい、ただただその中で遊びたい、できれば閉じ込めていもらいたい(笑)と言う感じでしたね。大人はつい欲張ってしまうけれど、子ども達の願いはいつもいたってシンプルです。


先週の金土に、本年度コペルクラスが終了致しました。最後を飾るのは、毎年恒例の子ども達が一番楽しみにしているコペルスイッチ(ピタゴラ)。各担当エリアを2~3人のグループでつくり最後にみんなのレールをつなげます。簡単な仕掛けでも繋げるとなると大変なので、幼児クラスは各エリアに先生がひとりついて、子ども達の“こうしたい”をサポートします。小学生は自分達でやるので、実は小学生のほうが大変。とっぴなことをやろうとするのも、高学年が多いです。今回も最後の小学生クラスはで“それは無理やろー”“どう考えてもまにあわへんて”というようなコースをつくったのは、後半の二組(後半を高学年に任せる為)。しかも全員親子からきているベテラン組み。案の定、お母さんを呼ぶ前にした“ためし”でも何回もとまってしまい改善の余地もなく焦る私。「どうするん?」「ほんまにどうするん?」の問いになんの自信なのか、「大丈夫やって」と笑っています。この状況でなんで大丈夫と思えるのか???でも本人達がそれでいいと言うならそれでいいかと思い、お母さん達を呼んで本番スタート!するとできちゃうんですよね。止まることなく一発でクリア。私は「えーっ!!えーっ!!なんで~っ!!」と1人で叫んでいました。本当に。なんでできたのかわかりません(笑)。

こういう奇跡がアトリエはよく起こります。それが偶然と言える回数ではないんですよね。おそらく体験なのでしょうが、量子力学じゃないけれど、子ども達の気が溢れているのかもしれません。この子達にとって、この一日は忘れられない日になっていくだろうなあと思いました。その中の1人、6年生のSくんはお兄ちゃんも長く通ってくれていて、今、高校生になっています。その時、お母さんとは12年のおつきあい。入会した当初は子育てのことで2人で涙したことが何度もありました。そのお母さんが今では、同じ子育てに迷ったり悩んだりしているお母さん達のために講演をされています。創造共育の共と言う字は、親も子も講師も共に育ってゆきましょうという意味があるのですが、まさに、子ども達と共に、お母さんも私も育ってきたなあとしみじみ感じた日でもありました。今年も楽しい企画を考えてコペルクラスを開校しますので是非、お申込み下さいね。

2020年2月①アトリエ講師 星野由香