時間が経つのはあっという間ですね。緊急事態宣言からすでに約3週間が経ちました。
1か月前にアトリエを行っていた時から別世界のようになってしまいました。この事態を皆さんはどうお考えでしょうか?いつになるかはわかりませんが、いずれコロナとの共存ということになるのかもしれませんね。それぞれの考え方があると思いますが、今は政府の方針に従い終息を待つばかりです。
この状態が続くと子ども達の心の問題も心配ですね。ptsdなどの不安障害の子ども達が増えるのではないかと懸念します。お母さん達の心も心配です。今は誰もが不安を抱えていますが、子ども達にその不安が伝染していかないように、創造的な生活を心掛けましょう。アトリエもこの窮地を皆さんと共に乗り切れますようにスタッフ一同全力を尽くしてまいります。

アトリエは、例年通り球の活動からはじまりました。球は一番単純な法則を持つ形ですが、その最も単純な法則を持つ形が、最も人間を一番楽しませる形でもある事実に、和久共育を勉強し始めた時に感動したことを思いだします。単純であるからこそ、スポーツやゲームなど人間の創意工夫が生かせる許容があり、人は創意工夫することを楽しむ生命であることを思いました。和久共育の学びを通して、また幼子の姿を通して人間の本質について多く考えさせられました。今また私達は否応なしに、我々にとってどうあることがあるべき姿であるのかを考えさせられる局面に立たされています。ポーランドのアーティストのRiya Sokolさんが“Thank you Coronavirus”という詩をユーチューブで配信して話題になっていますが、(あくまでひとつの視点です)私も癌になった時に同じことを考えました。Cancer giftとよく言いますが(癌を経験したからこそ得られるものという意味です)、癌であることを知った当初は、癌になった人を前向きにさせる言葉だと思っていましたが、実際に体験して、確かにそれはあるのだとわかりました。癌にならなければ見えなかった世界がありました。
今のこの事態は決して前向きに考えられる状況ではありませんが、子どもと共に過ごせるこの時間を贈り物と考えて楽しんでみましょう(和久先生のメッセージにも同じことが書かれていますね)。どんな過ごし方をしても時は過ぎていきます。この先の不安に憂いていても、楽しんでも同じ時が過ぎていきます。アランは幸福論のなか「幸福だから笑うのではなく、笑うから幸福なのだ。」と言いました。出来ればこの窮地を笑ってのりきれたらと思います。
この機会に子どもに学習習慣をつけさせたいと言う方もいらっしゃると思いますが、思い通りに子どもが動いてくれないと(大抵、思いどおりにはなりませんが)イライラすると思うので、親子関係が悪くならない程度にしておきましょうね(笑)。

5月のおうちアトリエはサンドペーパーアートです。このやり方のコツをつかむと、色々遊べますよ。
是非楽しんでやってみて下さいね。前回のオマケは大好評でした。今回は糸引きコマを用意しました。
こちらも家族で楽しんで下さい。

※4月おうちアトリエキットに同封していた星野LINE ID、正しく設定できていませんでした。
申し訳ございません。お手数をおかけしますが、再度、検索をお願いいたします。ID:hoshino1225
2020年5月①星野由香