先週は、「今日のアトリエ、楽しかったあ」という声がいつもより多く聞かれた1週間でした。アトリエはいつも楽しいですが、どちらと言えばじっと時間が机に向かう時間が長いカリキュラムだったので、先週が他の週に比べて特別に楽しいというわけではないと思ったのですが、久しぶりに自分の世界で集中できた楽しさを子ども達は感じていたのかも知れませんね。

集中して何かをやり遂げた時の喜びを知る子は、目の前の物事に対して、適当にやるよりも集中してやった方が面白くなるということを、体験で知っていきます。もちろんそれが好きなことならなおさらなのですが、この頃それだけではない様な気がしています。好きなことだから夢中になれる、というのは大前提ですが、その体験の繰り返しの中で、その力を身に着けた子は、前記した通りどんなことでも集中した方が楽しいということがインプットされていくのだと思います。だから、物事を目の前にしたときに集中するスイッチが自然と入る。そしてより豊かな世界を創造する為に脳が検索を始める。情報と情報がつながって、さらにもっと豊かな世界の創造がはじまる。アトリエに子ども達の脳はそんな風に成長していっているのではないかと考えています。そう考えるとアトリエの創造共育はすごいですよね。

先日読んだ「13才からのアート思考」という本に、ジョブスのスタンダード大学での名スピーチがのせられていました。「仕事は人生の大部分を占めます。だから、心から満たされるためのたったひとつの方法は、自分が素晴らしいと信じる仕事をすることです。そして、素晴らしい仕事をするためのたった一つの方法は、自分がしていることを愛することです。もし、愛せるものがまだ見つかっていないなら、探し続けてください。立ち止まらずに」というものですが、この自分のしていることを愛する力とは、前記した集中する力になるのではないかと思いました。集中力が発揮できた時、子ども達の心が満たされていく姿をこれまで数えきれない程見てきました。集中してやったからこそ、その世界の深さに気づき、自分のしていることをすばらしいと思えるえるようになり、愛することができるようになるのではないしょうか。

アトリエで育つ力のひとつだと思いました。集中力と好きの力、そして情報と情報をつなげてアウトプットしていく力(表現力)は、これから子ども達がどんな方向へ進んでも土台となっていく力です。何人もの子ども達が1歳半から6年生まで育っていく姿を見てきたからこそわかること、20年の実績があるからこそ確信できることがが確かにあります。是非、焦らず迷わず、子どもの力を信じて、この厳しい時代を乗り越えてゆきましょう。

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2020年6月③アトリエ講師 星野由香