600人いる人気の幼稚園で、まだまだキャラクターものが外壁に描かれているようなレベルの園が多い中、真っ白な壁に落ち着いた室内、モンテッソーリの教具も整えられていて、教育意識の高さに驚きました。もちろん積木やケルンモザイクも100名が同時に遊べるくらいの量を揃えてくれています。先生方も優秀で、年齢も能力にも多様性があり、動きも完璧。
午前中は、年長さん50名の子ども達と50名の保護者100名で絵画活動という大変なイベントでしたが、先生方の協力もあり、無事、大成功となりました。どこの国でも同じ子どもの姿が見られるとは思ってはいましたが、本当に子どもは皆、同じで、日本の子ども達と同様、子どもの絵は息を飲むほど素晴らしいです。午後は、年少さん達は造形活動、年中さんは積木の活動といずれも保護者と一緒につくりました。台湾も人不足は同じで、働くお母さんもいらっしゃるので、何人かは、お母さんの来ていない子もいましたが、そんな子ども達をわが子以上に面倒を見てくれるお母さんもいらっしゃり、私が感動して感謝の言葉を述べると、言葉は通じないけれど、そのお母さんは確かに私の心を察してくれている表情を返してくれました。人の優しさもどの国も同じですね。同じ事を感じる者同士は、通じ合うものだと思いました。
どのクラスでも始まる前に、保護者の方達に別室で、この教育いついてのお話しをしたのですが、その反応も日本と同じ。この時代になり、これからは、教育の流れが変わってゆくことを感じていらっしゃるようでした。好きの力がいかに大切か、集中力の育て方、また積木で育った子達の話しなど、大変、興味を示して下さり、皆さん、前のめりで聞いてくれました。
今回は、急遽(台湾では予定にくまれていたらしいのですが)台湾に行ってから、亜細亜大学で授業をすることになり、大学生達とも触れ合う機会を頂き、有意義な学びの体験のできた台湾滞在となりました。10月26日の絵本トークでは、そんな東南アジアの熱い教育事情などもふまえながらお話ししたいと思います。是非、ご参加下さいね。
※クリスマス限定のくむくむハーフセットは今回限りですので、迷っている方はお早めにお申込みくださいね。
2019年10月③アトリエ講師 星野由香