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8月5日の月曜日、卒業生の藤本竣介くんが、中学野球の近畿大会にピッチャーで出場すると聞いて、滋賀県の皇子山球場まで応援に行ってきました。
残念ながら延長の末、0対1で負けてしまいましたが、赤ちゃんの時から6年生まで見てきた卒業生の成長ぶりに感無量。県大会で準優勝した櫨谷中学の左腕のエースとして、神戸新聞にも大きくとりあげられる程の腕前はもちろん(球が速い!!音が違いました)、それだけでなく、物事に真摯に向き合って生きている彼の姿勢が立ち居振る舞いに現れていて、遠くから見ていても立派に育っていることがわかりました。まだ中学生ですが、人間として大切にすべきことや、これからを生きる力は、しっかり身に着けてきたんだなあということを思いました。何より、好きなことを見つけてそれに無我夢中になれていることが嬉しい。キラキラと輝いていました。

卒業するときのアトリエ通信に私が書いた彼の紹介文は、「アトリエに10年通ってくれたSくんは、常にクラスのリーダー的存在。スポーツ万能のエースで4番。作品もいつも私達の意表をついてくる個性派。非の打ちどころのない男前でありながら、天然なところも魅力のひとつ。」と書いていました(笑)。これからどんな道に進んでいくにしても、この野球体験が彼の人生を支えてゆくことは間違いありません。納得するまで物事にとことん向き合う姿勢は、アトリエで育つ力のひとつかもしれません。将来の為に今を犠牲にするのではなく、今、この瞬間の輝きの積み重ねが、将来、人も自分も幸せになる為の生きる力を育んでゆくということを、あらためて感じさせてもらった一日でした。

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もう一人、今、中学1年生で、美術部に入部した角野甲乙くんが、なんと将棋の団体戦(3名)で兵庫県第2位になり広報加古川に裏表紙全面にのっていました。すごいと思うのは、彼が将棋を覚えたのは5年生なんですよね。この短期間で習得してしまう力は、彼の集中力とやはりとことん突き詰めて物事に向き合う姿勢によるものだとアトリエでの甲乙の姿に、思いました。

将来の為に今を犠牲にするのではなく、今、この瞬間の輝きの積み重ねが、将来、自分も人も幸せになる為の生きる力を育んでいくということをあらためて感じさせてもらった一日でした。

皆さんのお子さんの顔は輝いているでしょうか?目はキラキラしているでしょうか?


2019年8月②アトリエ講師 星野由香