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先週のブラウニー、おいしかったですね。間につくったプラバンも大好評。
結構メジャーな遊びだと思っていたのですが、はじめてした子が多く、ものすごく喜んでいました。親子クラスの子ども達も興味津々だったのには驚きです。意外とあなどれない遊びなのかもしれません。

今回、皆さんにお配りしているのは、朝日子ども新聞の記事のコピーです。イジメというのは不思議で、イジメはいけないとわかっている人が圧倒的に多いというのに、クラス全員で一人を無視するというような事がおこります。こんな卑劣な行為がなくならないのは、どういうわけなのだろうと思います。首謀者はいるにしても一緒にやっていたら、同じ罪です。同じくらい品格の低い行為です。皆がやっているのに自分だけやらなかったら、その子をかばったら、今度は自分がいじめられる、というのはよくある話しですが、何も真正面から対抗していくだけしか方法がないわけじゃない。その時は皆にあわせていても、こっそり先生に言ってあげるとか、お母さんに手伝ってもらうとか、影でいじめられている子を助けてあげる方法だってある。それは、小学生には無理って思われる方もいるかもしれませんが、大半の子にとって高学年なら無理なことはありません。もちろん状況によるけれど、大人の目を盗むことにかけては、子ども達は神業を発揮するのですから。そのくらい立ち回れる知恵がなくてどうする、というのが私の気持ちです。いじめられている本人はそれどころじゃないのだから、周りが少しでも助けてくれたら、それだけで大きな力になります。
いじめられることは、恥ずかしい事じゃない、いじめている人間が恥ずかしい人間です。
いじめられても自尊心を傷つけられてはいけません。いじめる人の目的は、自尊心の持てない自分と同じ低さに、人をひきずりおろすことなのですから。
私はいじめに対しては全く寛容になれず、こういう言い方になってしまいすみません。
今も昔もかもしれませんが、子どもは大きくなると、いじめられていても親には言わない子が多いです。親は思春期で口数がへったのか、何かあったのか見極めるのは難しくなります。親との信頼関係の問題ではなく、ある子になぜ言わないのか聞いたところ「言えるわけがないいやんか」とかえってきました。と言えるわけがない、んじゃしょうがない・・・けど大人が味方にならないと事態が変えられない時もある。たとえ子どもから相談されたとしても、親もどうしていいかわからないこともある。そんな時のために参考になればと思い、この記事を配ることにしました。お子さんが小さいうちに、親子で、“何かあったら必ず親に話すこと”を伝えていてくださればと思います。今、あんまり根ほり葉ほり聞いてはいけないという風潮もありますが、根ほり葉ほり聞くのと、お子さんの話しをゆっくり聞いてあげるのとは違いますから、そこを勘違いしたら本末転倒です。お子さんが大きい方(中・高学年)は、この記事をきっかけに親子で一度、学校の状況などを話してみてください。そして、親からすれば当たり前のことなんだけれど、「あなたに何かあったら必ず助ける。」ということを、あらためて言葉にして伝えてあげてください。「母親というのは、我が子を命がけで守るものなのだ」ということを伝えてあげて下さい。万が一の時、苦しんでいる時、その言葉を思いだすはずです。

2019年2月③アトリエ講師 星野由香