この頃、アトリエになかなか行けず、曜日によっては、年明けから会っていない方もいらっしゃるので、かなりのご心配をかけたのではないかと思います。実は12月末から体調をくずし、1月に入院していました。今は退院してとっても元気です。3月からは通常通りにアトリエに来る予定ですが、無理をしてはいけないと、今回のことで身に沁みましたので、ぼちぼちいきたいと思っています。同じ年代のお父さん、お母さん、お互い気を付けましょうね。私は、「自分は多少、無理をしても大丈夫」だと思っていましたが、世間一般の言う通り、50歳を超すとこれまで通りにはいかないようです(笑)。
先日、久しぶりに私の姿見た子ども達が、満面の笑顔で「先生、おったあ」「なんで、いなかったのよー」とか「どこいっとたんよ」とか、小さい子達からもたくさん声をかけてもらって、とても嬉しく思いました。とても短い、そのまんまの言葉なんだけれど、子どもの言葉は心にやきつきますね。素直な愛情が、心に直接入ってきて、胸が熱くなりました。演じてないそのまんまの子ども達の姿。私は、こういう子どもの姿も優しさなのではないかと思います。入院していることを伝えていたクラスもあったので、心配していた子もいて、私の姿を見た瞬間、涙ぐんでくれた子もいました。私に限らず、病気の人が子ども達と接することは、もしかすると何よりもの治癒力になるんじゃないかと思いました。(医療に現場ではずっと以前から考えられているそうですね)元気になったのも、元気になる原動力をくれたのも子ども達のおかげ。子ども達に心からの感謝、この子ども達に出会わせてくれたお母さん達に心から感謝いたしております。

病気になってつくづく感じたのは、自分のことを思ってくれる人がこんなにたくさんいること。山下先生からも、「あんたは、本当に幸せやわ。こんなに皆から思ってもらって。なんと幸せなこと。」と何度も言われました。病気で入院している私の枕元でそう言い続けるところが山下先生のすごいところです(笑)。スーパーポジティブですよね。“どんな状況でも自分は幸せで、未来は必ず、今より幸せになる”と思えるのは、この母にしてなのだと思いました。もちろん、それは支えてくれる人々があってこそ、そう思えないような不幸なことに出会わずに、幸せに生きてこれたということ。あらためて、生かされていることに感謝する毎日です。何かしていないと、時間を無駄にしているようで落ち着かない日々をずっと過ごしてきましたが、体が動かず、のんびりするしかない状況になってしまうと、普段は考えないことに思いをはせる時間がとれました。ほぼ、なんにも考えていない時間の狭間に思いつくことって、ものすごくおもしろいことだったりするものなんだと思いました。2018年のアトリエも、おもしろいこと、わくわくすること、子ども達の心が思いっきり昇華することを、童具館を軸にアトリエスタッフと考えてゆきたいと思っています。お母さん、お父さん達も子ども達と一緒にアトリエ時間を楽しんで下さいね。

2018年2月②アトリエ講師 星野由香