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先週は絵本「〇△□の国の王様」を読んだ後に、木っ端で建造物をつくり、下地に白ペンキを塗って、リキテックスで着色して完成。自由度が高い活動だったので子ども達の創造力が全開!!子どもは本当にすごいです。同じカリキュラムとは思えないくらい、それぞれの子ども達の想像の世界が表現されていました。親子・幼小ともに2017年最高のカリキュラムとなりました。お城つくろうって言ったはなから、僕、恐竜つくろう!とか、お店屋さんつくる、とか言っている子達もいました(笑)。何より、一人残らず最後まで創り上げて帰るというのも、アトリエでは当たり前のことですが、本当はすごいことですよね。前回のアトリエ通信でも少し触れましたが、来年の8月に21世紀美術館でわくわく創造アトリエの作品展をします。どの作品をどう飾るかはまだ全く決まっていませんが、出来る限り作品の保管をよろしくお願いいたします。

先月、和久ブロックをつくっている木工所に見学に行ってきました。世界一の積み木がどのようにしてつくられているのかを木工所の作業を追いながら順を追って教えて頂きました。
専門的な工程も入りますから文字で書くのは難しいのですが、すごかったです。想像を超えていました。ここまでやっている積み木メーカーはまずないだろうと思います。ライバルができようがないと思いました。こんな割の合わないこと誰もしないというのもあるかもしれませんが(笑)。実際に目にして、これは世界一の積み木だと胸を張って言っていいと確信しました。また、クリスマス限定積み木のこどろ木が1年がかりというのもうなずけました。私に急用が出来てしまい藤本先生にお任せしましたが、前回のこどろ木・おどろ木研修も楽しくて時間が過ぎるのがあっと言う間だったと聞きました。かずの木や和久ブロックをあわせての立体パズルも講評だったようです。(こどろ木スモールボックス残り数セットです。)和久ブロックの研修も久しくしていませんので、1・2月に行いたいと思います。


職人さんがどんどん減ってゆき、本当にいい物が買いたくても、もうつくられていないという時代になってきました。でもAI時代になっても、人間が五感を通して育ってゆく存在である限り、絵本も積み木もアトリエも、子どもの世界から消えることはありません。童具館の童具は積み木のいろはもかずの木もくむくむもモザイクも赤ちゃん童具もその家の財産となり、文化となることを思いました。
今年はカレンダー上、今週が今年最後の活動となります。早すぎて実感が湧きませんが、良いお年をお過ごしください。

2017年12月③アトリエ講師 星野由香