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→かずの木講座
今、アトリエの小学校3年生以上の子ども達によくおすすめしている児童文学で、“シノダ”という富安陽子さんの作品があるのですが、これは、0歳から通ってくれていた読書家のKくんが数年前に私に紹介してくれた本です。
お母さんもその子も私や山下先生がおすすめした絵本や児童書を全幅の信頼をもって読んできてくれました。その読書体験を幼い頃からみてきてきるので、私も彼の選ぶ本に全幅の信頼を持つことができます。池上彰さんも「子どもの時に質の高い児童文学と出会っているということは、その人の人間性の証になる」と言っていました。シノダは全7巻あり1冊づつお話しが完結しています。私ははじめの1冊だけ読んでそのおもしろさをわかったつもりでいたんですが、昨日、甥っ子から「あーそれはあかんわ、あれは全部読まなおもしろさがわからへん。」と言われてしまい、先日、アトリエのHちゃんからも「えー全部読んでないの。ほな、おもしろさがわかってないな。」と言われてしまいました。二人の小学生に同じことを言われ、全部読むとそんなに違うのかと思うと、読んでみたくなりますよね。読書の輪は、こうして広がることもあると子ども達から逆に教えられました。ピカソクラスでも全く違うタイプの3年生のY君と5年生のYちゃんが“オリンポスの神々”の話で盛り上がっていて、学校では読んでいる子は少ないだろうから、同じ本を読んでいる子に出会うと嬉しいのだろうなと思いました。
シノダは読んであげても自分で読んでも、おもしろく5,6年生まで十分に楽しめる児童書です。私は甥っ子から夜叉丸に似ていると笑われました(笑)。是非、春休みに挑戦してみてください。

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▲2月3週目の作品たち

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▲年長さん15分で作ったお雛様

先週、推薦で受験した卒業生のお母さんからの合格の報告を頂き、そのお電話の第一声が「絵本のおかげ、読書のおかげ、アトリエおかげ」でした。「学力は皆すごいから、うちの子は小論と面接で稼いだんやわ。」と謙遜しておっしゃっていましたが、同じ学力の子が集まるのですから、それも一理あるのかもしれないと思いました。塾には最後の2か月滑り込みで行ったそうですが、ぎりぎりまで趣味の習い事も続けていたそうです。10月の積み木フェスティバルの時もがっつりボランティアで働いてくれていました。アトリエの卒業生たちの話を聞いていると、子ども時代をめいいっぱい楽しんで、勉強であれ、音楽であれ、スポーツでれ、最近ではプログラミングであれ、選ぶ道は様々ですが、やるべき時には真剣に集中してものごとに向き合える人間に育っています。幼い頃から自分で考え、最後までやり遂げる体験が確かに身についていることを思います。また、小学校時代のアトリエは、大きくなるにつれ、より楽しかったなつかしい思い出となり、今もアトリエとつながっていたいと思ってくれていることを感じます。これからも、子ども達が卒業しても、自分の居場所であると思えるアトリエでありたいと思いました。

2017年3月①アトリエ講師 星野由香