子どもは、本来図形が好き
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上記写真は、正三角柱と立方体で雪の結晶のような回転図形のパターン遊びをグループで行っている様子です。始めに六角形をつくり順番を決めて、まず、はじめの子が積み木を置いた場所と同じところに全員がおいていきます。次は隣の子が置いた場所に・・・と、何周もやっているうちに、予期していなかった美しい形が生まれてきます。
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これまでケルンモザイクでは何回かやってきましたが、積み木でやったのは初めてなのですが、子ども達がどんどんはまってゆく姿はおどろきでした。ふつうに考えると色のついたモザイクのほうが楽しむように思いませんか?なのに積み木で行うほうが楽しむのは、積み木ですることによってより形に関心が向き、形の関係性、形の変化がよくわかるからなのかもしれません。私たち大人も新鮮でした。今回の積み木のレシピは、積み木のいろはでできる雪の結晶づくりを紹介しています。大人がやっても楽しいので是非やってみてください。

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谷川俊太郎さんが文を描いている「きらきら」という雪の結晶の写真絵本には、「こんなかたちだれがつくったの?」という言葉が描かれています。そう言われると「神様」としか答えようがないですよね。アトリエの考え方の骨子ともなっているフレーベルの思想も、神性という言葉がよくつかわれます。フレーベルは、キリスト教者なので、その思想にも神という言葉はよくでてきます。フレーベルは万物万象の中には同一の原理が働いていて、その働きを創りだしているのが「神」だと規定しています。和久先生は、宗教をもたない人々を念頭に入れて考慮し「神=真理=原理」とし、神の部分を「関係性の原理」と表現しました。
今週、親と子の共育②をお渡ししますので、是非、読んで下さい。わからないところのある方は、星野までご質問下さいね。

今週は、さかなをモチーフにしての絵画です。ピカソクラスは、前回幼小クラスで行ったおどろ木の恐竜を作成します。楽しみにお待ちください。


2017年2月①アトリエ講師 星野由香