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先週は、ウインナーロールを焼いている間に、円弧モザイクでパターンをつくって遊びました。親子は、いろんな組み合わせで、幼児は見立て遊びで、小学生はマグネットボードの中心に○を置いて、そこから外側へ広がってゆくデザイン構成に挑戦してもらいました。

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まるで、北欧のファブリックになりそうなオシャレな出来栄えに、本当にこの子達は小学生の低学年なのだろうかと脱帽です。赤いお花は、夏の終わりに咲くヒガンバナで年長さんの作品です。こういう事がすぐに思いつくとつくるのが本当に楽しいでしょうね。
親子クラスでもみんな延々とつくり続けていて、終われないクラスもありました。最後にパターンケースの中に入れて遊んだ活動も、親子・幼・小、共に楽しみました。

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ピカソクラスでは、はじめに壁に粘土を投げて遊んでから(本当に壁が壊れるんじゃないかと心配になりました(笑))、粘土に絵の具をもみ込み、色粘土をつくって画面構成をしました。20㎝×20㎝の小さな作品なんですが、それがとても美しい仕上がりになり、子ども達も大満足していました。
今回、下のクラスでも行うのですが、出来た時はきれいなのですが、乾くとひび割れが生じてしまいます。何とかできないかと思い、通気性をよくする為に土台を段ボールにしたり、絵の具を変えたりと、何回も何回も色んなやり方で試作し、やっと見つけたのがラップをかける方法。ラップをすると粘土が固まらず、湿気がとれなくてカビが生えると思いこんでいたのですが、ラップをかけていても硬化し、ひび割れも最小限に抑えられることがわかりました。また、ラップしてから綿棒で平らにするので均等な厚みになることも理由だと思います。

こんな事は、ネットには載っていないので、自分でやってみるしかありません。自分で体験すると、他のことにも気づくことがあり、違う活動でも生かせる発見がたくさんありました。何か失敗した時にも、いろんな体験が頭の引き出しにあるので、すぐに対応できます。ネットは便利だけれど、それで答えがわかるとそこで終わってしまいます。自分の頭で考え、自分の手でやってみることの大切さをつくづく思いました。


2016年11月②アトリエ講師 星野由香