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先週の子ども達は本当に素敵でした。どのクラスも、大人では決してできない柿の木を描いてくれましたね。出来栄えもなんですが、今回は壁に貼った画用紙にそのまま描いてもらいましたから、その真剣な後ろ姿がものすごくかっこ良くて、私も中島先生もただただ見とれていました。

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本当はこの活動は、柿をボールでスタンプするのがメインで、木は講師がおおまかに描いて、枝を子ども達に描いてもらう予定だったのですが、火曜日は先週の活動で貼っていた紺の背景があったので、こういう環境を生かさない手はない思い、2年生に刷毛で木を描いてもらいました。私が「2年生、木、描いてくれる?」っていうと皆、「描く、描きたい!!」意外でした。2年生特有のやんちゃな態度の目立つクラスで(笑)、「いやあ!描きたくなーい。」っていうかなあとも思っていたので、こんなに前向きに自分の意志を示してくれたことに感動。気が変わらぬうちに、今回は茶色を使わずに、自分で色を混ぜてつくってもらい、描いてもらったのが上記の写真です。大きな画面に等身大の木を描く体験など普通はないですから、ものすごく気持ちよさそうに描いていました。その時にやり方を変えたので、その後どうするは決めてなかったのですが、当然そんなお兄ちゃんたちの姿を見たら下の子もやる気満々。筆を細い物にして、お兄ちゃんたちの描いた木に枝を描いていいよって言うと「嘘!!やめて!」「これ、全部、自分で描きたい!!」・・・当然ですよね。「ごめん、本間にごめん。今、やり方決めたからごめんな。」と謝って、それからは、皆で仕上げてゆき、他の幼小コピカでも同じ方法で描いてゆきました。一般受けするような作品じゃないと思うのですが、お母さん達は、入ってくるなり「すごい!!」と殆どの方がこの作品の良さを感じてくださり、やはりアトリエのお母さん達はさすがだ、と感動しました。

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幼小コピカで、始めに行ったゲームもおもしろかったです。雨どいレールをビニールテープでつなぎ、その細いレールを玉が落ちずに通ったら、各自のかずの木トレイに好きなかずの木を入れて、はやく一杯に(100)なった人が勝ちというゲームです。はやく一杯にする為には、当然10のかずの木(かずの多いかずの木)を入れたほうがはやく上がりますよね。それがわかるのは、2年生くらい。大抵の子は、好きなかずを集めたり、全部の種類を集めたりしていました。それが、普通の認識なんだと思います。だから分数や割合を習うのは3年生からで、子どもの成長年齢の理にかなっているんだと思いました。だから認識を超えて先へ急ぐと混乱するか、暗記や型で覚えてしまうのでしょうね。

今週末は、和久先生の講演会と積み木フェスティバルです。講演会はいっぱいになりましたが、積み木は、300人は入れる会場なのでまだ余裕があります。ご都合の合う方は、是非遊びにいらして下さいね。

2016年10月③アトリエ講師 星野由香