先週の玉ころがしゲームは喜びましたね。マグネットモザイクをお持ちの方は、お家でやってみてください。大人がやっても楽しいですよ。ピタゴラスイッチを例にとっても子どもはこういう遊びが大好きです。見ているのと実際、つくるのとでは、全く違うものだという事を今回の活動で子ども達も思ったようでした。
子どもは遊びから、色んなことをゆっくりゆっくり学んでいます。大人から見れば、「そんなことしてなんの役にたつの?なんの為になるの?」と思うことでも、その世界に向かっている時の子どもは、常に何かを学んでいます。そんな遊びのたくさんの体験が、知識や情報と結びついた時、それは知恵になります。
夏休みは、大人も子どもと思いっきり遊べるチャンスです。子どもが一緒に遊んでくれる夏休みはそう多くは残されていません。中学になれば、部活もあり、親より友だちを選ぶようになってきます。子どもと過ごせる夏休みを是非、楽しんでくださいね。


ピカソクラスでは、先々週コピカクラスでおこなった正六角形のコマをつくりました。線の向きを変えるだけで、回転したときの模様が変わってきます。六角ボードに紙を入れて、回しながらそこにマジックを押し付けると自然とうずまきが描けます。それを回転させると、またおもしろい。また、スマフォで動画を撮ると外側と内側が逆回転しているように見えます。模様によっては直視してもそう見えるものがつくれるはずです。夏休みの自由研究にしてもおもしろいと思いました。

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例えばボーダー柄だけでも、こんなに模様うが変わります。白黒なのに別の色が見える時があるのは、ベンハムの独楽として有名な錯視のひとつです。赤と青を回転させたら紫になり、黄色と赤ならオレンジになる。そんな単純なことも実際やってみたことのない子のほうが多いかもしれません。玉ころがしでも色んな実験ができますね。自由研究は親も子どもと考えられるいい宿題ですね。


※田んぼに水が入りました。農家の方にご迷惑をかけますので、あみを入れるのはもちろん、絶対に子ども達にさわらせないようにお願い致します。


2016年7月(3)アトリエ講師 星野由香