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先週のあじさいは素敵でしたね。まるでモネのスイレンのように奥行きを感じる作品でした。全部のクラスの作品を並べたら、ものすごく幻想的な名画が完成しただろうと思います。ピカソクラスでは、積み木で動物をつくったのですが、それがもう感激!感動!作品集をつくりたいと思うくらいの出来栄えでした。
この子たちは、ほんっとにすごい!!WAKU-BLOCKもほんとにすごいと思いました。他の積み木では、こうはいきません。また、アトリエという場が、子ども達の力をひきだしているのだとも思いました。

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先週、コペルクラスでログハウスをつくった後に、実験で、ものすごくよく飛ぶ紙ヒコーキで遊んだのですが、幼児から6年生まで、紙ヒコーキでよくここまで楽しめるなあというくらいの盛り上がりでした。これも多分、アトリエの子だからこそで、アトリエのお父さん、お母さんだからこそで、アトリエという場だからこそなのだと思います。たかが紙ヒコーキと思ってしまえばそれまで。でも、アトリエの子は、どうしてこんなに飛ぶんだろう、もっと飛ぶようにするにはどうすればいいんだろう、色んなことを考えるから、どんどん面白くなってくる。やがてそれは、科学する心を生み出します。また紙ヒコーキに限らず、アトリエは、考えたことを自由にやってみることができる、そしてそこにまた発見があり、また、考えはじめる。創造の世界は途切れることなくつながっていきます。勉強もその延長にあるからこそおもしろい。物事を楽しくするのは自分自身であることを子ども達は知っています。そんな子ども達に考える環境を与えるのが、アトリエの役割の一つであることを思いました。

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アトリエでは、めずらしく3年生から入会し、今は4年生のMちゃんが、ログハウスに積み木で大きな暖炉をつくりながら、「こんなこと、絶対、アトリエでしかできひん。」とぽそっと独り言を言っていました。大きくなってから来ているので、この環境があたり前ではないMちゃんにとってのアトリエは、その言葉通り、他の場ではできないことばかりだと思います。いつか、子ども達の世界に、もっと当たり前にこんな環境が用意される社会となるように、うかうか生きてちゃいけないと思わされたMちゃんの言葉でした。


2016年6月(1) アトリエ講師 星野由香