先週は、六角形をテーマに雪の結晶の写真絵本「きらきら」を読んでから始めたので、あえて回転図形のモザイクパターンをつくって遊びました。
人間のつくった物ではあまり目にすることはありませんが、自然界には、六角形のものがたくさんあります。その調和のとれた美しさが子ども達は、わかるのか、六角グループのモザイクをだすと、おひさまやおほしさまなどに見立て、なにも言わなくても回転図形の模様をつくることはよくあります。
正三角形、菱形(平行四辺形)、台形(等脚台形)の3種類だとやりやすいのですが、鈍角二等辺三角形、不等辺直角三角形が入るといきない難しくなります。
小学生も悪戦苦闘していましたが、美しいパターンになってゆくことがわかっているので、楽しんでつくっていました。
そして、完成すると回す(笑)、のはなんでなのでしょうね。アトリエならではの子ども達の行動です。
久しぶりの集団作品は、はじめに割り箸で真ん中に正三角形をつくりそこから、三角をつなげて言って画面をつくりました。つくりながら、平行四辺形や、台形や六角形ができることを直感してゆきます。
これが、意外と難しかったようで小学生でも変な角度においていました。面から線へのイメージができなかったようです。少し気になったので今週もケルンモザイクの線をつかってやってみようと思います。
3年前から、和久ブロックを揃えてくれている園に年間指導に行っているのですが、その園の年長さんの成長が著しく、どんな積み木の活動のときでも、皆で協力して素晴らしい世界をつくりあげるようになってきました。毎回の授業が感動です。
皆、積み木の時間を楽しみにしてくれていて、私の姿を見つけると飛んできてくれます。はじめは、たまにの積み木だから新鮮なのかなあと思っていましたが、もう3年続いていますし、常に園においてあるから、ずっと和久ブロックで遊んでるので、そんなに新鮮というわけじゃありません。
やはり、積み木をさわっている頻度が子ども達を成長させたのだと思いました。
アトリエも体験させたいことがたくさんあり、なかなか、童具でじっくり遊ぶ時間がとれないのですが、2016年は、もっと童具にふれる活動を増やしてゆきたいと思っています。
今週は、引き続き六角形をテーマにケルンモザイク線で遊んでから、数の木の六角タワーをつくります。時間があれば、イギリスでずっと昔に発明された、日本では六角返しで遊びます。楽しみにお待ち下さい。
2016.1.(3)アトリエ講師 星野 由香