先週は、「おめでとうございます。」と練習していた子ども達も、いざ、言おうとすると照れてしまったり、「おはよう」言ってしまったり、完璧にとても真面目な顔であいさつしてくれたりと、それぞれの姿がとてもかわいく、どんな風に教室に入ってくるのかが楽しみな一週間でした。
その中でも「ただいま~」と入ってきたKくん。なんでやねん(笑)と思いながらもこみ上げてくるものがありました。アトリエが大好きなKくんにとって、そんな気分が素直に言葉にでてきたのでしょうね。
こちらからの発信ばかりでなく、子ども達から発信される気持ちも大切にしなくてはと、改めて思いました。
先週の活動は、見た目よりも大変!!親子コピカでお子さんと一緒に活動していたお母さん達はわかると思うのですが、小学生はスチロールカッターで16分割し、更に組み立ても自分で行なってますから、作品の形ができるまでが大変でした。こういう時、頼りになるのは、2年生。
講師の手が小さい子にかかることがわかっているので、途中で質問もぜず、もくもくとやってくれます。普段は、やんちゃでもこんな姿を見ると、やっぱりアトリエの子はかっこいいなと思います。
作業が大変な活動の時は、一人ひとりの対応が難しいので、出来る子達には、一人でやってもらうように、始めに工具の使い方や、気をつけること、組み立て方までを一気に説明してしまうのですが、正直に言うと“よくこの説明で理解できるものだなあ”と感心してしまいます。
お母さんの講座の半分くらいの説明で子ども達は理解出来ます(笑)。これは、絵本で聞く力が育っていることも大きいと思いますが、子ども達は、実際にアトリエ活動を体験してきているので、何をするのかの予想がある程度つくのだろうなあとも思いました。体験の力の大きさを思います。
※導入に使っていた積み木は、“おどろ木”という45度の斜めの構成ができる積み木です。
購入したいというお問い合わせを多く頂きましたが、今、事情があり、生産がストップしています。
再開次第、優先して、お知らせしますので楽しみにお待ち下さい。
この時期になってくると学校もそうだと思うのですが、アトリエもクラスにまとまりが出来てきて、子ども同士の関係性も深くなり、協力しあったり、お互いをみとめたり、小さい子を助けたりと、微笑ましい姿をよく見られるようになります。
特に、ギャングエイジに突入してゆく準備がはじまっている2年生は、大人よりも友達を信頼するように、子ども社会をつくるようになってきます。
また、アトリエは子ども達にとって、非日常的な空間ですから、アトリエの仲間には特別な思いを持っているようです。そういう関係性は、アトリエの付加価値であり、大人が考えているよりも大切な感情なんだということを、私は子ども達から教えられました。
振り替えが多いとなかなかその関係性が気付けません。子ども達が充実した活動を行なう為にも振り替えは、出来る限り最小減にとどめて下さいますようご協力下さい。
※学校行事など予め予定が決まっているときは、一ヶ月前に振り替えの希望日をお知らせ下さい。
(出来る限りの対応はさせて頂きますが、定員の場合は、お受けできないのでご了承下さい。)
※当日の振り替えは、原則できません。
今週は、正三角形をテーマに全体作品をつくります。子ども達の「出来た!!」の声を楽しみにお待ち下さい。
2016.1.(2)アトリエ講師 星野 由香