先週の活動は、アトリエではめずらしい具体物である人の形をベニヤ板を接合してつくりました。マリオネットのようにしてもおもしろいなあと思いましたが、動く仕掛けをつくらなくても今にも動き出しそうなくらいの躍動感のある作品に仕上がりました。
はじめのイメージづくりで行ったマグネットモザイクの遊びでは、「今日は人をつくろう」という限定されたテーマが、かえって子ども達の想像力をかきたて、かわいい“人”がいっぱいできました。
私も一緒につくっていると「先生がつくっている人“太陽にとぶ矢”の絵みたい」と言い、皆が「ほんまやー」。大正解。私はジェラルド・マクダーモットの絵をイメージしてつくっていたので、それがわかるアトリエの子達はすごいと思いました。この日本のこの加古川でピンポイントで繰り広げられた会話です(^^)
今、アトリエでは、絵本のよみけかせだけでなく、小学生の読書にも力を入れています。絵本から読書好きに育った子は、基本的に学校の勉強で躓くことはまずありません。読書が本当に好きになれば、当然ですが、読解力は自然に身につき、それは他の科目にも生かされてきます。(読書相談はいつでも受けますので、山下・星野までご相談下さい)
どのクラスでも、マグネットモザイクの活動は、非常に盛り上がり、以前の童具共育にも載っていましたが、おうちで遊ぶ時、絵具や画用紙を用意するのは大変ですが、マグネットモザイクならすぐにできる絵画表現として最適な童具です。※予算3万円~5万円くらいである程度、遊べる量が用意できます。
今回の活動で気付いたことは、具体物であり、イメージしやすいことから、素材をたくさんつける子とそうでない子、いろんな色を使う子と、ほぼ一色でまとめる子と、表現の仕方に違いがあったことです。何人かのお母さんから「うちの子、殆ど素材をつけてないんですが、集中してなかったのでしょうか?」というご質問があったのですが、そんなことはありません。私たちも「帽子とかボタンとかつけてみる?」と声をかけたりしますが、大抵の子は「つけないとダメ?」と答える子が多く、子どもそれぞれにイメージがちゃんとあり、決して一生懸命やっていないという事ではありません。
積木や絵画や他の活動についても同じですが、直方体しか使わないとか、青しか塗らないとか、一つのことにとてもこだわる時期を持つ子もいるので、あまり心配することはありません。それがその子の“今”なので、その世界を認めてくださればと思います。
本年度の活動も残すところあと2回となりました。つい最近こんなことを書いたなあと思ったのに、もう一年が経っているなんて時の早さに驚きます。6年生はもう2週間で卒業です。1歳や2歳から通ってくれた子、赤穂や神戸などの遠方から11年、通い続けてくれた子もいます。
彼らに共通しているのはぶれない自分をしっかり持って育ってくれたことです。和久先生の願う、自主的に動き、自立心のある主体性を持った子達に育ってくれました。また、ぶれない子育ての軸をしっかり持ったお母さんだからこそ、通わせ続けてくれたのだと思います。
才能の才には積み重ねるという意味があります。継続と言う積み重ねは、何よりもの力を子ども達に授けてくれました。素晴らしい子ども達との出会いと時間を私に与えてくださり、本当にありがとうございました。アトリエで育ち、アトリエを卒業していった子ども達の姿が、本物の絵本・児童文学、本物の積木(童具)、本物の教育(和久共育)はどんな方向へ進む子ども達にとっても、確かな土台を築いてゆくとゆるぎない確信を私に与えてくれました。
中学受験を考えている方も大丈夫です。小さい時にその年齢だからことできることを十分にさせてもらって育ったこと、いつも先へ先へと急がされてきた子とでは、いざという時の底力、生きる力が違うということも、子ども達の姿に教えられました。
これからも焦らず、迷わず、本物との出会いを信じて、子ども達を見守ってゆきましょう。
2012.3.(2) アトリエ講師 星野 由香
はじめのイメージづくりで行ったマグネットモザイクの遊びでは、「今日は人をつくろう」という限定されたテーマが、かえって子ども達の想像力をかきたて、かわいい“人”がいっぱいできました。
私も一緒につくっていると「先生がつくっている人“太陽にとぶ矢”の絵みたい」と言い、皆が「ほんまやー」。大正解。私はジェラルド・マクダーモットの絵をイメージしてつくっていたので、それがわかるアトリエの子達はすごいと思いました。この日本のこの加古川でピンポイントで繰り広げられた会話です(^^)
今、アトリエでは、絵本のよみけかせだけでなく、小学生の読書にも力を入れています。絵本から読書好きに育った子は、基本的に学校の勉強で躓くことはまずありません。読書が本当に好きになれば、当然ですが、読解力は自然に身につき、それは他の科目にも生かされてきます。(読書相談はいつでも受けますので、山下・星野までご相談下さい)
どのクラスでも、マグネットモザイクの活動は、非常に盛り上がり、以前の童具共育にも載っていましたが、おうちで遊ぶ時、絵具や画用紙を用意するのは大変ですが、マグネットモザイクならすぐにできる絵画表現として最適な童具です。※予算3万円~5万円くらいである程度、遊べる量が用意できます。
今回の活動で気付いたことは、具体物であり、イメージしやすいことから、素材をたくさんつける子とそうでない子、いろんな色を使う子と、ほぼ一色でまとめる子と、表現の仕方に違いがあったことです。何人かのお母さんから「うちの子、殆ど素材をつけてないんですが、集中してなかったのでしょうか?」というご質問があったのですが、そんなことはありません。私たちも「帽子とかボタンとかつけてみる?」と声をかけたりしますが、大抵の子は「つけないとダメ?」と答える子が多く、子どもそれぞれにイメージがちゃんとあり、決して一生懸命やっていないという事ではありません。
積木や絵画や他の活動についても同じですが、直方体しか使わないとか、青しか塗らないとか、一つのことにとてもこだわる時期を持つ子もいるので、あまり心配することはありません。それがその子の“今”なので、その世界を認めてくださればと思います。
本年度の活動も残すところあと2回となりました。つい最近こんなことを書いたなあと思ったのに、もう一年が経っているなんて時の早さに驚きます。6年生はもう2週間で卒業です。1歳や2歳から通ってくれた子、赤穂や神戸などの遠方から11年、通い続けてくれた子もいます。
彼らに共通しているのはぶれない自分をしっかり持って育ってくれたことです。和久先生の願う、自主的に動き、自立心のある主体性を持った子達に育ってくれました。また、ぶれない子育ての軸をしっかり持ったお母さんだからこそ、通わせ続けてくれたのだと思います。
才能の才には積み重ねるという意味があります。継続と言う積み重ねは、何よりもの力を子ども達に授けてくれました。素晴らしい子ども達との出会いと時間を私に与えてくださり、本当にありがとうございました。アトリエで育ち、アトリエを卒業していった子ども達の姿が、本物の絵本・児童文学、本物の積木(童具)、本物の教育(和久共育)はどんな方向へ進む子ども達にとっても、確かな土台を築いてゆくとゆるぎない確信を私に与えてくれました。
中学受験を考えている方も大丈夫です。小さい時にその年齢だからことできることを十分にさせてもらって育ったこと、いつも先へ先へと急がされてきた子とでは、いざという時の底力、生きる力が違うということも、子ども達の姿に教えられました。
これからも焦らず、迷わず、本物との出会いを信じて、子ども達を見守ってゆきましょう。
2012.3.(2) アトリエ講師 星野 由香