9月14日の高砂市の万灯祭という幻想的なお祭りで積木で円筒をつくりライトアップしてきました。通りすがりの人が足を止めて見て下さったり、写真を撮ってくれたり、積木でつくっていることに驚かれたり、自分の表現活動を誰かが見て感動してくれている姿は嬉しいものですね。子ども達の、見て見て!という気持ちがよくわかりました。
工場(コウバ)の敷地をお借りしたので、積木をつくっている横では溶接の音がパチパチ。海風と油の匂いの中で創造活動を行っている時間は、心地のよいとても充実した時間でした。プレッシャーの無い中で、自分の好きなことをしている時の完全なリラ
ックスしている状態だったとだと思います。積木を積んでいる間に“こんなことを子ども達としたら喜ぶだろうなあ。”“今度こんなことをしてみよう。”とアイディアが次々と浮かんできました。
脳科学のテレビ番組で、企業家や芸術家がアイディアが浮かぶのはリラックスしている時だと言っているのを聞いたことがあります。人にはこういう時間が必要だと、この頃の自分自身にも、子ども達を見ていても、そう感じました。
文学者であり翻訳家でのある松岡亨子さんが「今の子ども達の読書が変わった。今の子は読んだ後、次のスケジュールがある。空想に思いをはせる時間がない。だから読書が情報と知識になってしまう。」と言っていたそうです。大人から見ると、取るに足らないことをしているような“もったいない時間”リラックスしている時に、実は子どもは色んな情報を整理したり、つなげたり、そこから想像の世界を広げたりして、色んな事を考えているのかもしれません。お母さんの読んでくれた絵本のひとコマや、アトリエで体験したことや、お友達との出来事に思いをめぐらし、思考を深め、情報や知識にとどまらない考える力、生きる力を自分のものにしていく大切な時間、空間がそこにあるように思えます。そしてそれは、家族のいる中で一人になれる安心した空間、家庭にこそリラックスできる環境があるのだと思います。子ども達の為に出来ることは、なんでもやってあげたいと思いますが、なんにもない時に色んな事を考える時間も大切にしてあげたいですね。
この度の童具共育の積木特集は今までで一番いいと思うく
らい、素敵でしたね。和久ブロックに出会って何十年の山下
先生も、私も有末先生も「積木のいろはでこんなの出来るん
だ!」と大感激でした。特にあの“積木のお友達”は目から
うろこです。お子さんが幼稚園から帰ってくる前につくって
あげていたら、大喜びしますよ。クリスマスにはサンタさん
に変身させてもいいですね。是非、来週のお母さん講座でつ
くってみたいと思います。ピカソクラスの積木の活動では、
今年は、姫路城・タージマハルと世界遺産シリーズで行なっ
ているのですが、積木のいろはでやってみてもおもしろいな
あと思いました。今回の童具共育は、積木遊びのヒントが満載ですので、リビングに貼っておいてもいいですね。まだ、“積木のいろは”をお持ちでない方は、是非お早目にお家でも環境を整えてあげて下さい。
2013.10.(2) アトリエ講師 星野 由香
工場(コウバ)の敷地をお借りしたので、積木をつくっている横では溶接の音がパチパチ。海風と油の匂いの中で創造活動を行っている時間は、心地のよいとても充実した時間でした。プレッシャーの無い中で、自分の好きなことをしている時の完全なリラ
ックスしている状態だったとだと思います。積木を積んでいる間に“こんなことを子ども達としたら喜ぶだろうなあ。”“今度こんなことをしてみよう。”とアイディアが次々と浮かんできました。
脳科学のテレビ番組で、企業家や芸術家がアイディアが浮かぶのはリラックスしている時だと言っているのを聞いたことがあります。人にはこういう時間が必要だと、この頃の自分自身にも、子ども達を見ていても、そう感じました。
文学者であり翻訳家でのある松岡亨子さんが「今の子ども達の読書が変わった。今の子は読んだ後、次のスケジュールがある。空想に思いをはせる時間がない。だから読書が情報と知識になってしまう。」と言っていたそうです。大人から見ると、取るに足らないことをしているような“もったいない時間”リラックスしている時に、実は子どもは色んな情報を整理したり、つなげたり、そこから想像の世界を広げたりして、色んな事を考えているのかもしれません。お母さんの読んでくれた絵本のひとコマや、アトリエで体験したことや、お友達との出来事に思いをめぐらし、思考を深め、情報や知識にとどまらない考える力、生きる力を自分のものにしていく大切な時間、空間がそこにあるように思えます。そしてそれは、家族のいる中で一人になれる安心した空間、家庭にこそリラックスできる環境があるのだと思います。子ども達の為に出来ることは、なんでもやってあげたいと思いますが、なんにもない時に色んな事を考える時間も大切にしてあげたいですね。
この度の童具共育の積木特集は今までで一番いいと思うく
らい、素敵でしたね。和久ブロックに出会って何十年の山下
先生も、私も有末先生も「積木のいろはでこんなの出来るん
だ!」と大感激でした。特にあの“積木のお友達”は目から
うろこです。お子さんが幼稚園から帰ってくる前につくって
あげていたら、大喜びしますよ。クリスマスにはサンタさん
に変身させてもいいですね。是非、来週のお母さん講座でつ
くってみたいと思います。ピカソクラスの積木の活動では、
今年は、姫路城・タージマハルと世界遺産シリーズで行なっ
ているのですが、積木のいろはでやってみてもおもしろいな
あと思いました。今回の童具共育は、積木遊びのヒントが満載ですので、リビングに貼っておいてもいいですね。まだ、“積木のいろは”をお持ちでない方は、是非お早目にお家でも環境を整えてあげて下さい。
2013.10.(2) アトリエ講師 星野 由香